バスケ選手会・田渡会長、労組設立は「きちんと話し合いができる立場になるため」

2023年11月05日 18:38

バスケット

バスケ選手会・田渡会長、労組設立は「きちんと話し合いができる立場になるため」
試合後、選手会会長として労組設立について話す福島ファイヤーボンズ・田渡 Photo By スポニチ
 日本バスケットボール選手会が3日に発表した労働組合設立について、Bリーグ2部・福島ファイヤーボンズの田渡凌選手会長(30)は5日のホーム・新潟戦後に取材に応じ「これから起きていくことに、きちんと話し合いができる立場になるため」と語った。
 現在の「一般社団法人日本バスケットボール選手会」とは別組織の「労働組合日本バスケットボール選手会」を設立へ。田渡会長は「別にBリーグに対して、対抗して何かをやっていこうというのではない」と強調した上で、労組化への思いを語った。

 「新Bリーグ改革に向けて、リーグとずっとコミュニケーションは取ってきて、こちらの思いを伝えてきた中で、もちろん選手会としても自分たちの意見が全て通るとも思っていないが、話していた内容から急展開があったりとか、受け入れないといけない状況、例えばオンザコートルールだったりとかサラリーキャップとか、少し驚いた部分もあった」と述懐。そして「今後もいろいろルールが決まっていく中で、選手会として、今後、ルール変更などがあった時に、自分たちが一般社団法人のままだと、そこに対する意見を言える立場ではないので、労働組合化して、話し合える立場になろうと」と説明した。

 また「自分たちの環境が良くなるだけじゃなくて、次の子供たち、中学生、高校生、大学生が僕たちの立場になった時に、より良い環境になるということが選手会のモットーなので、それを達成するために今回の労働組合を発足しようと思った」とも語った。

 今回の労組設立については今春から話し合いを重ね、これまで選手間では異論は出ていないという。今後、労働局への認可申請など手続きを進め、来春ごろの発足を目指していく。

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