朝潮母校近大V 相撲全国学生選手権 阿部監督は「長岡先輩にいいはなむけができた」

2023年11月06日 04:50

相撲

朝潮母校近大V 相撲全国学生選手権 阿部監督は「長岡先輩にいいはなむけができた」
13年ぶり9度目の優勝を果たした近大の選手たち(共同) Photo By 共同
 相撲の全国学生選手権最終日は5日、堺市大浜相撲場で団体戦が行われ、決勝は近大が2連覇を狙った日大を4―1で破り、13年ぶり9度目の優勝を果たした。近大は2日に67歳で死去した先代高砂親方(元大関・朝潮)の長岡末弘さんの母校。決勝は先鋒(せんぽう)戦で主将の三田大生(4年)が4日の個人戦を制した草野直哉(4年)を送り倒して流れに乗り、快勝した。
 近大は鬼気迫る集中力で偉大なOBで2日に亡くなった元大関・朝潮の長岡末弘さんに13年ぶりの優勝をささげた。稽古場には2年連続学生横綱など栄光の数々が飾られ、3日に全員で黙とう。阿部監督は「長岡先輩にいいはなむけができた」と涙を拭った。

 今年の4年生は20年1月に55歳で急逝した伊東勝人前監督が勧誘した最後の世代。主将の三田は「(長岡さんは)団体で2度優勝されていて背中を押してくれたのではないかと思う。伊東前監督にも恩返しできた」。関西の伝統校が最高の結末を迎えた。

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