【新弟子検査】花咲徳栄高野球部出身の大山翔詩「まわし一つで一瞬の勝負」相撲に憧れ異色の転身

2023年11月06日 19:50

相撲

【新弟子検査】花咲徳栄高野球部出身の大山翔詩「まわし一つで一瞬の勝負」相撲に憧れ異色の転身
新弟子検査を受検した花咲徳栄高野球部出身の大山翔詩(左)=撮影・前川 晋作 Photo By スポニチ
 大相撲九州場所(12日初日、福岡国際センター)の新弟子検査が6日、福岡市内で行われ、受検した3人全員が体格基準(身長1メートル67、体重67キロ以上)をクリアした。内臓検査の結果に問題がなければ九州場所初日に合格が発表され、3日目から行われる前相撲で初土俵を踏む。
 埼玉・花咲徳栄高野球部出身の大山翔詩(とうた、18)が立浪部屋から受検。大山は小2の頃から野球に取り組み「プロに行く気しかなかった」とプロ野球選手を目指していた。強豪・花咲徳栄高に進学も、1年の終わりに左膝のケガで野球を断念。その後は学生コーチとしてチームを支えた。

 そんな時、父の知り合いに立浪部屋の後援者がいたことから紹介され、今年の初場所前に見学。「見た瞬間に、やってみたいという気持ちになった」と一気に惹かれていった。「まわし一つで、一瞬の勝負にどれだけ懸けられるか。勝っても表情に出さないところも素晴らしい」。角界に憧れを抱き、野球から相撲への転向を決意した。

 尊敬する力士は、部屋の大関・豊昇龍(24)。「唯一無二のスタイルが良い。早く同じようなステージに立ちたい。同じというか、超えていきたい」と大きな夢を語った。

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