ロコ・ソラーレ 連覇逃す 韓国にまた敗れる 藤沢「中盤以降にミスが…我慢できなかった」

2023年11月06日 04:28

カーリング

ロコ・ソラーレ 連覇逃す 韓国にまた敗れる 藤沢「中盤以降にミスが…我慢できなかった」
カーリングのパンコンチネンタル選手権でメダルを獲得し、記念撮影する女子日本代表のロコ・ソラーレと男子代表のSC軽井沢クのメンバーら=(共同) Photo By 共同
 カーリングのパンコンチネンタル選手権最終日はカナダ・ケロウナで決勝が行われ、女子日本代表で昨年の北京五輪銀メダルのロコ・ソラーレは韓国に6―11で敗れ、2連覇を逃した。6―6で迎えた第7エンドに大量3失点。第8、9エンドと連続でスチールを許し、負けを認めるコンシードした。今大会は来年3月の世界選手権の予選を兼ね、日本は男女ともに上位4チームに与えられる出場枠を確保した。
 ロコ・ソラーレは後半に崩れた。6―6で迎えた第7エンド。ストーンの滑りが速くなった氷の変化を読み切れなかった。藤沢の最終投は手前の石をはじいて玉突きでハウス(円)内の石をヒット。だが、狙いは外れて相手の石が円心付近に2つ残り、大量失点につながった。1次リーグで唯一の黒星を喫した韓国へのリベンジに失敗。スキップの藤沢は「中盤以降にミスが目立った。我慢できなかった」と唇をかんだ。

 今季は基礎技術から見直し、直前の大会は成績が低迷。一時は自信を失いかけたが、世界選手権出場権を懸けた重要な大会で頂点に迫った。ショット成功率は韓国の83%に対してロコ・ソラーレは74%。課題が出たことも収穫で、サードの吉田知は「最高のシーズンだったと最後に言えるように、ここで起きた全てを力にしたい」と前を向いた。

 ≪男子銅に充実感 五輪メダル意欲≫男子日本代表のSC軽井沢クのメンバーが3位決定戦から一夜明けて取材に応じ、銅メダル獲得に充実感を漂わせた。昨年の4位を上回り、サードの山口は「日本男子が五輪に出るだけでなく、メダルを獲れるような高い位置にいけたら」と意欲。今大会は女子代表のロコ・ソラーレと連携し、氷の情報などを共有。スキップの柳沢は交流を通じ「カーリングに対する考え方など学ぶことが多かった」と刺激を受けた様子だった。

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