関脇・琴ノ若が連合稽古で“最高位”の貫禄。連続15番の意欲的稽古

2023年11月06日 16:03

相撲

関脇・琴ノ若が連合稽古で“最高位”の貫禄。連続15番の意欲的稽古
貴景勝を攻める琴ノ若(左) Photo By スポニチ
 大相撲の二所ノ関一門の連合稽古が6日、福岡市東区の佐渡ケ嶽部屋で行われ、関脇・琴ノ若(25=佐渡ケ嶽部屋)が幕内の豪ノ山(武隈部屋)、王鵬(大嶽部屋)、阿武咲(阿武松部屋)らと15番連続で取って11勝4敗と気を吐いた。
 大関・貴景勝が首の違和感を訴え不参加。参加メンバーで最高位、そして「稽古場の部屋頭」として、琴ノ若が平幕相手に格の違いを見せた。押し相撲の力士には相手の当たりを食い止めまわしをつかんで仕留める盤石の攻め。土俵際も反応の良さを見せるなど安定感が際立った。ただ阿武咲にはあっさりともろ差しからの攻めを許すなど3連敗。「(左膝が)張って熱を持ってきた。終わり方は悪いですけどケガをするよりは。もう少し集中できればもっといい稽古になった」と振り返った。

 2日間の連合稽古を終え「番数はいいんじゃないですか。連続でいくぶん相手は体力がある。三番稽古とは違う。攻める相撲は少なかったけど、いろんな動きはできた」と収穫十分の口ぶりだ。

 今年は三役昇進から5場所連続で勝ち越して福岡入り。「しっかり1年通じて三役で九州に帰ってこられたのは大きい。でも、これが当たり前にならないといけない」と話す。納めの場所に向け「出るからには優勝。そういう気持ちで行っても勝てない時もある。そこは(気持ちを)切らさず、どんなときでもチャンスはあるかもと思ってやっていくしかない」と意欲十分に話した。

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