【TOTOジャパンC】桑木志帆 1打及ばず涙 首位ターンも後半崩れる「自分が嫌になるほど悔しかった」

2023年11月06日 04:30

ゴルフ

【TOTOジャパンC】桑木志帆 1打及ばず涙 首位ターンも後半崩れる「自分が嫌になるほど悔しかった」
同組の稲見萌寧(左)と健闘をたたえ合う桑木志帆(撮影・会津 智海) Photo By スポニチ
 【女子ゴルフツアー TOTOジャパンクラシック最終日 ( 2023年11月5日    茨城県・太平洋クラブ美野里コース=6598ヤード、パー72 )】 最後のロングパットが左に外れると、帽子を目深にかぶった。こぼれる涙を隠すように。桑木にとって、これが3度目の2位。「何が何でも勝ちたかった。自分が嫌になるほど悔しかった」。またしても、悲願には届かず目を潤ませた。
 覚悟を決めてやる、と挑んだ最終日。3番で今大会初のボギーを叩いたものの、その後9番までに3つのバーディー。単独トップで折り返したまでは良かったが、初優勝への重圧が徐々に体にのしかかっていく。

 「バックナインは最終ホールに近づくにつれて、だんだん緊張が出てきた。攻める気持ちは最後まであったが、体が動かなかった」。12番でティーショットを曲げてボギー。16番パー3ではグリーン左手前のバンカーに外し、スコアを落とした。「後半はフェードさせたい気持ちが出てきちゃって。ずっと左につかまるミスが出た」。18番で10メートルのパットをねじ込めばプレーオフのチャンスがあったが、届かなかった。

 9月に体調を崩して以降、メンタルコーチをつけ、精神面での安定を心がけてきた。今回は本当の勝負どころで冷静でいられなかった。「自分のメンタルがまだまだ。でも、ミスの傾向が分かったので、悪いところを直せば次は大丈夫。優勝できると思います」。気丈に応じた優勝セレモニーの裏での取材。この悔しさはきっと次へとつながる。

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