柔道リネール「ロサンゼルスが目標」39歳で迎える6度目五輪に意欲 過去に総合格闘技から巨額オファーも

2023年11月18日 13:24

柔道

柔道リネール「ロサンゼルスが目標」39歳で迎える6度目五輪に意欲 過去に総合格闘技から巨額オファーも
乱取り稽古を行うテディ・リネール(左) Photo By スポニチ
 柔道男子100キロ超級で、五輪で2度の王者に輝いているフランスのテディ・リネール(34)が18日、神奈川県平塚市の東海大で報道陣に練習を公開。35歳で迎える来夏のパリ五輪後の去就について、現時点で現役を続ける意向を示した。
 かつては東京五輪を最後に引退を決めていたものの、24年のパリ五輪開催が決定し、現役を続ける意向を固めたと報じられていたリネール。年齢も来年4月には35歳に達し、5度目の五輪となるパリが最後かと思いきや、「ノン!」とはっきりと否定。続けて「(28年の)ロサンゼルス大会が目標だ。もちろんパリを終えて十分だと感じたら辞める可能性はあるが」と話した。

 07年の世界選手権で男子史上最年少の18歳5カ月で世界王者となり、初の五輪だった08年北京大会は19歳で銅メダルを獲得。その後もあらゆるタイトルをほしいままに獲得しながらも、柔道への情熱を失わない理由を問われると、「簡単だ。自分にプレッシャーを掛けないことだ」とさらりと言ってのけた。

 一方で長いキャリアの途中には、他競技からも様々なオファーを受けていたことも明かした。「プロレスやアメフト、(総合格闘技の)UFCからの話もあった。(UFCからの)最後のオファーは1500万ユーロだったよ」と話し、現在の換算レートで24億円超のファイトマネーをぶら下げられていたことを打ち明けた。「今は検討していない」と即座の転向を否定したものの、「34歳はまだ若い。(引退後に)そういうチャンスがあれば、オープンになる」と興味を示した。

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