朝乃山が8日目から出場決定 復帰戦でいきなり綱獲りに挑む大関・貴景勝と激突!

2023年11月18日 14:04

相撲

朝乃山が8日目から出場決定 復帰戦でいきなり綱獲りに挑む大関・貴景勝と激突!
16日、高砂部屋の稽古場で軽めの実戦稽古を行う朝乃山(撮影・前川 晋作) Photo By スポニチ
 日本相撲協会は18日、大相撲九州場所8日目の取組を発表した。「左腓腹筋損傷」で大相撲九州場所(福岡国際センター)を初日から休場していた東前頭筆頭の朝乃山(29=高砂部屋)の出場が正式に決定。復帰戦の相手は、綱獲りに挑む大関・貴景勝(27=常盤山部屋)に決まった。
 朝乃山は秋巡業中の10月28日に左ふくらはぎを肉離れ。回復が遅れて初日に間に合わず「踏ん張りが効かないと相撲取れない」と休場を決断。三役復帰目前の番付なだけに「ここまで戻ってきたから休場はしたくなかった。でも先のことを考えると、このまま出て大きなケガにつながりたくない」と複雑な胸中を明かしていた。

 休場している場所中も毎朝稽古場に降りて体を動かして調整。5日目の朝から、幕下・朝白龍(24)を相手に軽めの実戦稽古と一丁押しも再開した。さらに胸を出す形で押させて左足の踏ん張りを確認。「良くなってきた。(痛みは)最初の頃に比べたら2~3割ぐらい」と少し好感触を得ながらも「まだ違和感がある。また出てケガしたら話にならないので自分と相談しながら」と慎重な姿勢を見せていた。

 師匠によると、6日目に本人から出場の申し出があったという。この日は、本場所で使用する締め込みで稽古を行って出場に備えた。師匠は「心配は心配だけど、出る限りはもちろん頑張ってもらいたい」と期待した。 

 きょう7日目までで7休(7敗扱い)のため、勝ち越しへ後がない状況。左上腕二頭筋部分断裂で途中休場した名古屋場所も、4勝4敗3休で後がないところからの再出場だった。場所前には「負け越してからでも出るつもり。全休するよりは何番か勝って少しでも番付下がるのを止めたい」と話していた元大関。あす8日目から残り全部勝つことは難易度高いと思われるが、再出場から全勝で勝ち越した名古屋場所の再現を目指し“背水の陣”で土俵に上がる。

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