×

【石浦引退相撲】炎鵬が弓取りの大役「相撲はまだ辞めれない」1年ぶりの土俵で強めた復帰への思い

2024年06月01日 18:14

相撲

【石浦引退相撲】炎鵬が弓取りの大役「相撲はまだ辞めれない」1年ぶりの土俵で強めた復帰への思い
弓取り式を行う炎鵬(撮影・前川 晋作) Photo By スポニチ
 昨年6月に現役を引退した元幕内・石浦の間垣親方(34)の引退相撲が1日、東京・両国国技館で行われた。
 断髪式やお好み、取組など全行程の最後に行われる弓取り式に、間垣親方の弟弟子で元幕内の序二段・炎鵬(29=伊勢ケ浜部屋)が登場した。炎鵬は昨年夏場所で脊髄損傷の大ケガを負い、7場所連続休場中。日常生活もままならない寝たきり状態からリハビリを始め、現在は本場所復帰へ向けて実戦稽古も少しずつ再開しているという。

 同じ小兵で一緒に稽古してきた兄弟子の引退相撲。「やらせていただけたら」と自ら希望しており、間垣親方からも打診されて実現。「石浦関の相撲人生を最後に送り出すというか、見届けるという気持ちを込めてやらせていただきました」。思いを込めて弓を振った。

 練習したのは前日だけ。同じ一門で弓取り経験のある元幕下・春日龍の日高賢太氏に教わり、指の皮が何カ所も剥けるほど3~4時間みっちり練習して習得した。大役を終えると「緊張して尋常じゃないぐり手汗かいた。相撲より疲れました」と苦笑い。大勢の前に姿を現すのは大ケガして以降初めてで「人前に出るのも(国技館の)土俵に立つのもちょうど1年ぶり。いろんな緊張がありました」と振り返った。

 大銀杏を結うのも、十両だった昨年夏場所以来。「やっぱり気持ちが引き締まる。相撲はまだ辞めれないなと改めて感じました。(復帰へ)後押ししてもらった、これからまた頑張りたいなという気持ちです。良い経験になりました」。名古屋場所(7月14日初日、愛知・ドルフィンズアリーナ)は序ノ口転落が確実な状況。多くのファンが待ち望む復帰については「土俵に戻った時に楽しみにしておいていただけたら」と期待を持たせた。

この記事のフォト

おすすめテーマ

2024年06月01日のニュース

特集

スポーツのランキング

【楽天】オススメアイテム