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【石浦引退相撲】元十両・川副が初っ切りに初挑戦「やり切りました!」たった2回の練習で堂々の大役

2024年06月01日 19:48

相撲

【石浦引退相撲】元十両・川副が初っ切りに初挑戦「やり切りました!」たった2回の練習で堂々の大役
<石浦引退相撲>千代北海(左)とこの日限りのコンビを結成して初っ切りを行った川副(撮影・前川 晋作) Photo By スポニチ
 昨年6月に現役を引退した元幕内・石浦の間垣親方(34)の引退相撲が1日、東京・両国国技館で行われた。
 花相撲の人気企画「初っ切り」に、元十両で三段目の川副(25=伊勢ケ浜部屋、輝鵬から夏場所で改名)が登場した。巡業などでおなじみの序二段・千代北海(28=九重部屋)とこの日限りのコンビを結成。その明るい性格から「誰が見ても初っ切り向きかな」と間垣親方に打診され、たった2回の練習で本番を迎えた。

 川副は初土俵から1年以内に関取昇進したため、新十両場所はざんばら髪で十両2場所目に初めてちょんまげを結っていた。左足リスフラン関節靱帯断裂の大ケガで休場している間に髪が伸び、この日の初っ切りで大銀杏姿を初披露。「初めての大銀杏がまさかの初っ切り」と笑っていた。

 出番前には「緊張する。頭おかしくなりそう(笑)」と弱音?も吐いていたが、いざ始まればさすがの集中力を発揮。まげつかみや足蹴りの反則技を披露したり、大量の塩を頭からかぶったりと初っ切りならではの動きをミスなく見事にこなし、会場を大いに盛り上げた。相手を務めた千代北海は「やっぱり運動神経良いからすぐできる」と川副の適応能力を称賛。大役を終えた川副は「やり切りました!」と満足げだった。

 “本業”の相撲では、夏場所の7番相撲だけ出場して4場所ぶりの復帰戦白星。序二段に番付を下げる名古屋場所(7月14日初日、愛知・ドルフィンズアリーナ)から本格復帰の予定だ。初っ切りは「今回は石浦関のお願いなので、最初で最後」という。川副が晴れて関取復帰を決め、大銀杏姿を見られる日が待ち遠しい。

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