栗山英樹氏 世代間ギャップある選手への伝達術「一方的でも、一方通行でもいいのでガンガン」

2023年06月12日 15:23

野球

栗山英樹氏 世代間ギャップある選手への伝達術「一方的でも、一方通行でもいいのでガンガン」
栗山英樹氏 Photo By スポニチ
 3月のWBCで侍ジャパンを世界一に導き、退任した栗山英樹前監督(62)が、11日放送のフジテレビ系「Mr.サンデー」(日曜後10・00)に出演し、若手選手とのコミュニケーションの取り方について語った。
 昨年のサッカーW杯カタール大会16強の日本代表を率いた森保一監督(54)、9月からのパリ五輪予選を控えるバレーボール女子日本代表の真鍋政義監督(59)との鼎談。3人とも昭和生まれで、現役選手たちが育った時代とは違った価値観で生きてきた。

 そんな世代間ギャップについて、森保監督は「変に自分に合わせてもらおうとせず、今の感覚を受け取らせてもらいながら、楽しむ感覚で接しています」と、自分なりの接し方を明かした。

 すると栗山氏も「僕もあんまり全然、気にしていなくて」と続いた。「選手の心に触れる…というのじゃないけど、ちょっと動いてもらうというのは、こっちの熱さというか、思いのような気がしていて。意外と、逆に何も考えないで、“このおっさん、ワケ分からないな”という雰囲気ですけど、一方的でも、一方通行でもいいのでガンガンぶつかっていくという、そんな感覚しか(持っていない)」。熱心さで思いの強さを伝えるようにしていることを明かした。

 選手たちには伝わっている実感はあるという。「今の子たちも、こっちが必死になると何となく感じてくれる気がしている。“何かこの人、言ってるな、一生懸命”と。そこからのスタートでいいので」。一方で「理解してもらおうとか、あんまりそこはやってないですかね」とも話していた。

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