レンジャーズ、エンゼルスを追うアストロズのGMが積極的にトレードに動くと明言

2023年06月29日 07:37

野球

 アストロズのディナ・ブラウンGMが8月1日のトレードデッドラインに向け、積極的に動くと28日(日本時間29日)、地元のラジオ番組で明言した。
 ファームの中に「アンタッチャブルな選手はいない」とし、戦力アップのためなら誰であっても放出する覚悟だ。アストロズは今、ア・リーグ西地区3位、レンジャーズを6ゲーム差、エンゼルスを1ゲーム差で追いかけている。

 最大の補強ポイントは打者。わき腹痛のヨルダン・アルバレスと、肩を手術したマイケル・ブラントリーの不在が響き、ここまでOPS(出塁率+長打率)・716は全体12位、353得点は14位である。2人ともオールスター明けには復帰の見込みだが、打者の補強が必要不可欠だ。

 先発投手も一人取りに行く。投手陣の防御率は3・59で全体1位だが、ルイス・ガルシア、ランス・マクラーズは今季中の復帰はなく、ホセ・ウルキーディも長期離脱で、層が薄くなっているからだ。

 ただアストロズのファームシステムはベースボールアメリカ誌によると、ランキング25位、若手有望株は多くはない。そして目玉と見られるドリュー・ギルバート外野手については、GMは「複数年アストロズにいてくれる選手との交換ならともかく、2か月のレンタルのために放出することはない」とも付け加える。「今年のトレード市場で難しいのは売り手が少ないこと。現時点で棚に上がっている商品は少ない。デッドラインが近づくころにもっと選択肢が増えてくれば」と話している。

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