千賀は勝ち負けつかずも中4日で好投、奪三振は球団4位のスピード記録

2023年06月29日 17:36

野球

千賀は勝ち負けつかずも中4日で好投、奪三振は球団4位のスピード記録
ブルワーズ戦に先発したメッツ・千賀(AP) Photo By AP
 【ナ・リーグ   メッツ2―5ブルワーズ ( 2023年6月28日    ニューヨーク )】 メッツの千賀滉大投手(30)が28日(日本時間29日)、地元でのブルワーズ戦に先発し、5回を投げて2安打2失点(自責点2)2四球8三振だった。千賀(6勝5敗)に勝ち負けはつかず、チームは2―5で敗戦。防御率は3・53になっている。
 ブルージェイズ・菊池、エンゼルス・大谷に並ぶ今季の日本投手最多タイ7勝目はならなかったものの、メジャーで2度目の中4日登板で手応えはつかんだ。初回に2点を失って「初回に悪い流れの投球をした」と反省したが、2~5回は1安打無失点。初めての中4日の登板となった4日のブルージェイズ戦では2回2/3で4安打4失点(自責点3)だったが、2度目の挑戦では「(中4日は)全然問題なく投げられた。自分の中でどうこうということはない」と普段通りの投球を強調した。

 後半戦ではもっと中4日登板が増えそうかと地元メディアに問われると、「それを願っています」と力強く即答。試合前、「(中4日で)実際に投げさせるのが見極めるための最善の方法だ」と述べたバック・ショーウォルター監督の前でアピールに成功した。

 また、この日も15のアウト中8つを三振で奪い、最初の15戦で101奪三振はメッツ史上でドワイト・グッデン(113)、ノーラン・ライアン(109)、マット・ハービー(109)に次ぐ4位。大リーグの歴代日本投手でも野茂英雄(138)、田中将大(119)、ダルビッシュ有(106)、松坂大輔(102)に次ぐハイペースだ。あとはより制球を向上させて長いイニングを投げるのが課題。千賀自身も「こっちは球数制限もある。僕にはまだやるべきことがある」とさらに前を向いていた。(杉浦大介通信員)

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