岡田監督猛抗議受け、NPBがルール変更検討へ 阪神の意見書に回答「なるべく早く話し合いたい」

2023年08月20日 17:23

野球

岡田監督猛抗議受け、NPBがルール変更検討へ 阪神の意見書に回答「なるべく早く話し合いたい」
<D・神>試合前、笑顔を見せる阪神・岡田監督(左から2人目)(撮影・岸 良祐)  Photo By スポニチ
 【セ・リーグ   DeNAー阪神 ( 2023年8月20日    横浜 )】 18日のDeNA戦で起きた二塁盗塁をめぐる判定について、阪神が19日に日本野球機構(NPB)に提出した意見書を受け、セ・リーグの杵渕和秀統括が20日、横浜スタジアムを訪れて回答をした。
 それた送球を取ろうとした野手と走者が接触した場合は走塁妨害とみなされず、また今回は野手がベースを故意にふさいでいないと審判団が判断したため、走者がアウトになった。これに対し、阪神からは、タイミングがセーフにもかかわらず走路が完全に防がれた場合、故意かどうかにかかわらず、安全性を考慮して、従来の裁定基準にとらわれないジャッジを検討するように意見が出された。

 杵渕統括は「妨害と言うと、故意性や意図的な部分がすごく大きく、審判たちもそういう認識がある。しかし、それとは別に今回のケースで言えば、ベースが塞がれて、じゃあ自分はいったいどこに触れればいいんですかという不利益があった。不利益を被ったプレーヤーがいるならば、ちゃんとそれを取り除くような判断をしなければいけないという観点も持ち合わせなければいけない」と説明。今後、全球団と連携を取った上で「なるべく早く話し合いたい」と語り、ルール解釈の変更に向けて動き出すとした。

 杵渕統括は、阪神の嶌村球団本部長とともに岡田監督とも話し合いの場を持った。

 問題のプレーは、1点を追う9回1死、二盗を試みた阪神・熊谷が、それた送球を捕球しようとしたDeNA遊撃の京田と衝突。一度はセーフと判定されたものの、DeNAのリクエストでアウトに覆った。リプレイ検証によって、京田がベースをふさぐ形になったことで熊谷がベースに到達できず、先にタッチをされたことが確認された。岡田監督は5分半に及び、審判団に抗議をした。

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