【甲子園】おかやま山陽 4強ならず…7回無失点の西野は涙「今までで一番楽しい場所でした」

2023年08月20日 05:05

野球

【甲子園】おかやま山陽 4強ならず…7回無失点の西野は涙「今までで一番楽しい場所でした」
<おかやま山陽・神村学園>敗戦に肩を落とすおかやま山陽ナイン(撮影・大森 寛明) Photo By スポニチ
 【第105回全国高校野球選手権記念大会第12日準々決勝   おかやま山陽0-6神村学園 ( 2023年8月19日    甲子園 )】 おかやま山陽は11年の関西以来、県勢12年ぶりの4強には届かなかった。0―0の8回以降に救援3投手が計6失点。先発して7回無失点の好投だった背番号10の西野彰人は「みんなで力を出し切れた。甲子園は、今までで一番楽しい場所でした」と涙を流した。
 日大山形との1回戦で甲子園初勝利を挙げ、新チーム結成時に掲げた夏の甲子園3勝も達成した。躍進を支えたのが投手陣だ。積極的な継投策で初戦から3回戦まで3失点以下に抑え、最後の一戦は投手4人全員でつないだ。西野は「頼もしい投手陣でした」と感謝。決勝点を与えた2年生右腕の三宅一誠は「優しい先輩でした。来年甲子園に帰って来ます」と決意した。

 夏3勝を目標に設定したのは、国体の出場8校に選ばれるため。同校が取り組む海外の野球振興活動を広く知ってもらおうと、聖地の先も見据えてきた。堤尚彦監督は「“悔しいなら(国体で)日本一を目指そう”と話ができる」と顔を上げた。 (河合 洋介)

【データ】
 ◯…おかやま山陽が神村学園に敗れ、甲子園大会での岡山VS鹿児島は春夏2試合ずつで岡山が4戦全敗。

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