巨人メンデス、背信の4失点KO 2回までに2発被弾 3回2死満塁、末包初球ファウルで原監督決断

2023年08月20日 19:26

野球

巨人メンデス、背信の4失点KO 2回までに2発被弾 3回2死満塁、末包初球ファウルで原監督決断
<広・巨>1回にいきなり3失点を喫したメンデス(中央)(撮影・奥 調) Photo By スポニチ
 【セ・リーグ   巨人―広島 ( 2023年8月20日    マツダ )】 巨人の新助っ人左腕、ヨアンデル・メンデス投手(28=ベネズエラ)が広島戦(マツダ)で来日12度目の先発登板。2回までに2発を浴びて3回途中4安打4失点で降板し、来日5勝目を逃した。
 いきなり初回に3失点した。1番・野間を四球で塁に出し、犠打で1死二塁。3番・菊池にファウルで粘られた11球目を左前打とされて一、三塁とピンチが広がると、4番・西川の中犠飛でまずは先制の1点を失った。

 なおも続いた2死一塁。5番・デビッドソンに1ボール2ストライクから投じた5球目、高め直球をバックスクリーンへ叩き込まれた。

 今季広島に加入したデビッドソンはこれが今季14号。前日19日には2番手右腕・堀岡が6回に外角スライダーを左翼ポール際へ弾丸ライナーで叩き込まれている。巨人投手陣は2戦連続被弾。14本中8本を打たれる結果となった。

 さらに0―3で迎えた2回にも先頭の8番・末包に初球スライダーを左中間スタンドに叩き込まれたメンデス。初回37球、2回25球と2イニングで62球を投げ4失点という立ち上がりとなったが、3回の打席にも入って続投した。

 だが、その裏、先頭の菊池に四球を与え、2死を取ったあとに坂倉に右前打、堂林にストレートの四球で2死満塁とさらにピンチを招いた。

 ここで捕手の岸田と内野陣がマウンドに集まり、阿波野投手チーフコーチもベンチを出ようとしたが、原監督が“ストップ”。結局、前の打席で本塁打されている末包への初球をファウルされ1ストライクとなったところで原監督が自らベンチを出てマウンドに向かい、投手交代を告げた。

 なお、2死満塁で2番手として登板した田中千は末包をフォークボールで空振り三振に仕留めてこのピンチを無失点で切り抜けている。

 メンデスの投球内容は2回2/3で打者16人に対して80球を投げ、4安打4失点。2三振を奪い、与えた四球は4つ、直球の最速は151キロだった。

 前回登板した13日のDeNA戦(東京D)では味方打線が初回いきなり6点を挙げる大量援護もあって6回2安打1失点と好投し、来日4勝目(3敗)を挙げていた。

 ▼メンデス 自分の投球でいいゲームをつくれなかったのでしっかりと反省して次の登板につなげたい。

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