ヤクルト・サイスニード 球団外国人では11年ぶりの1―0完封

2023年08月20日 21:30

野球

ヤクルト・サイスニード 球団外国人では11年ぶりの1―0完封
<ヤ・中>笑顔で伊藤投手コーチを抱き上げるサイスニード(撮影・篠原岳夫) Photo By スポニチ
 【セ・リーグ   ヤクルト1―0中日 (  神宮 )】 ヤクルトのサイスニード投手(30)が9回4安打無失点で今季2度目の完封。チームトップタイの6勝目を挙げた助っ人右腕は「凄いいい気分です」と自慢のひげを触りながら笑顔。球団の外国人投手の1―0での完封は12年8月9日のDeNA戦のロマン以来11年ぶりの達成となった。
 最速152キロの力強い直球を軸に、7回まではわずか1安打。8回に自身の失策も絡んで1死二、三塁のピンチを招くも村松を三直に打ち取り、三塁走者も塁に戻れずアウト。9回1死一、三塁のピンチも切り抜けた115球の熱投をお立ち台で「アーブナーイ、ワオ」と日本語で表現しつつ、「最後の6つのアウトはすごい大変だったんですけれど、0点で勝つことができて凄くうれしい」と声を弾ませた。

 試合後に右腕とハグして喜んだ高津監督も「序盤からストライク先行で、フォアボールも出さずにあそこまで行ったので、同点に追いつかれるまでは代えない気でいました。よく最後も8回、9回とよく乗り切った。リリーフに負担のないようにという考えなので、最後まで投げ切ってくれる、しかも1―0という難しいゲームを取れたので、よかったと思います」とたたえた。

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