ソフトB・柊太不運“5勝目ポロリ” 7回周東まさかの落球で同点…チームは10回サヨナラ負け

2023年08月26日 05:00

野球

ソフトB・柊太不運“5勝目ポロリ” 7回周東まさかの落球で同点…チームは10回サヨナラ負け
<楽・ソ>7回、鈴木大の飛球を周東が落球し同点とされる(撮影・村上 大輔) Photo By スポニチ
 【パ・リーグ   ソフトバンク2―3楽天 ( 2023年8月25日    楽天モバイル )】 ソフトバンクは25日の楽天戦で、先発の石川柊太投手(31)が、ノーヒットノーラン達成の勢いそのままに6回まで無失点に抑えた。しかし2―0の7回に1点を返されると、2死二塁から代わった2番手・藤井が、鈴木大を打ち取ったと思われた打球を、三塁手・周東が落球。不運な形で同点に追いつかれ5勝目はお預けとなった。試合は延長10回に5番手・甲斐野がサヨナラ打を浴び、連夜の逆転負け。首位オリックスとのゲーム差は13となった。
 2―1の7回2死二塁。2番手・藤井が鈴木大を打ち取ったはずだった。しかし、痛すぎるプレーが起きた。投手の頭上高くに上がった打球に対して三塁手・周東が捕球態勢に入ったが、マウンドの盛り上がりに気を取られて落球。二塁走者の生還を許し、同点に追い付かれた。

 まさかのエラーで直前まで力投を続けていた先発・石川の白星は消えた。前回18日の西武戦で自身初のノーヒットノーランを達成して迎えた一戦。「次の投球が良くなかったなら“あれだけかよ”と言われる。次も同じような投球ができるように」と気合を入れてマウンドに上がり、3回まで完全投球と立ち上がりから飛ばした。持ち味のテンポの良い投球で直球、パワーカーブを主体に6回まで無失点に抑えた。

 ただ、7回の投球には悔いが残った。「先頭打者を抑えられなかったところに自分の力のなさを感じた」。先頭・浅村に高めに浮いた145キロ直球を中前打され、島内への四球などで1死二、三塁のピンチを背負い、岡島の中犠飛で2―1と1点差に迫られた場面で降板を告げられた。直後に周東がタイムリーエラー。それでも石川は「情けない。あそこで打たれない球を投げないと」と責任を背負った。

 そして8回からは松本裕、前日に背中の張りで登板回避したオスナとつないだが、同点の延長10回1死一、二塁で3連投となった甲斐野が辰己に左越え二塁打を浴びて今季4度目のサヨナラ負けを喫した。「今日から3連投を解禁した。それはみんなで話し合っている」と藤本監督。試合前には外野に投手陣を集めて残りシーズンでフル回転してほしいと伝えていた。その必死の継投も実らなかった。

 2夜連続の痛い逆転負けで4位・楽天とのゲーム差は4に縮まった。「ミスはつきものだから。切り替えていきましょう」。残り34試合。指揮官の言葉通り、引きずっている時間はない。(森 寛一)
 

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