中日・大島　節目の一打は偶然にも愛娘の誕生日　プレゼントはボール？「いらないんじゃないかな」

2023年08月26日 20:23

野球

中日・大島　節目の一打は偶然にも愛娘の誕生日　プレゼントはボール？「いらないんじゃないかな」 — ＜中・D＞3回、大島は中前打を放ち2000本安打を達成しボードを掲げる（撮影・井垣　忠夫） Photo By スポニチ

【セ・リーグ中日0－2DeNA （ 2023年8月26日バンテリンD ）】中日の大島洋平外野手（37）が、26日のDeNA戦（バンテリンドーム）で2000安打を達成した。21年栗山巧（西武）以来、プロ野球通算55人目の快挙。10年3月27日の広島戦でジオから二塁内野安打（一塁走者に打球が当たり守備妨害）を放ってから、入団14年目でついに節目の1本を記録した。

　中日在籍中の達成者は、17年荒木雅博以来6年ぶり。生え抜き選手では78年高木守道、85年谷沢健一、03年立浪和義、前出の荒木に続く5人目で、社会人野球出身選手では、05年古田敦也、12年宮本慎也、15年和田一浩に続く4人目となった。実働14年での達成は13年のラミレスに次いで、7人目の日本人最速タイだ。

　試合後、大島は「本当に、ちょっとホッとしたというか」と一息つきながらも、ある“偶然”を明かした。実はこの日は、長女の誕生日。「家を出る時に『おめでとう』と伝えて、あと『きょう打ったら帰り遅くなるから、お祝いは別の日に、って。打たなかったら早く帰るよ』って言ってたんですが、打ったので、娘からしたら、どっちが嬉しいのか分からないですけど、僕としてはよかったけど、向こうとしては帰ってこないから、早く帰って来てよっていう感じじゃないですか？」と笑みを漏らした。

　長女の誕生日プレゼントは記念球か？という質問には「ボールっすか？全然考えてなかったけど、あれ、どこいったんだろ？ロッカー置いておきますって言われて、まだ見ていないです」とあっけらかんと話しつつ、「娘には2、3日前に、これがいいと言われたので、パズルをAmazonで頼みました。好きらしいです。ボールは娘はいらないんじゃないかな」と笑った。

　改めて、誕生日と重なったことについては「不思議というか、おめでたいことなので、どっちも。重なって、僕も日付覚えやすいし、よかったなって思います。2000本打った日いつだっけ？ってなったとき、娘の誕生日だって覚えやすいし。最初は妻の誕生日の8月17日狙いでしたけど、台風もあって、時の流れに任せようと。ここで決めることができてよかったです」と、家族との不思議な縁を明かしていた。