オリ26日勝てば待望マジック「23」点灯 関西2球団が同時に点灯すれば初めて

2023年08月26日 06:05

野球

オリ26日勝てば待望マジック「23」点灯 関西2球団が同時に点灯すれば初めて
<オ・ロ>肩を組んでガッツポーズの中川圭(左)と西野(撮影・北條 貴史) Photo By スポニチ
 【パ・リーグ   オリックス4―3ロッテ ( 2023年8月25日    京セラD )】 チーム一丸で難敵を撃破した。オリックスは2点劣勢の6回、力投を続けるロッテ・種市に4安打を浴びせ、3点を奪って逆転勝ち。中嶋監督は「本当によく次につなげてくれたと思いますし、みんな本当にいい仕事をしてくれたと思います」と打線の集中力を称えた。
 普段はベンチスタートが多い選手たちが躍動した。1死一、二塁から、「9番・遊撃」の山足が右前打でつないで満塁。渡部の右犠飛で1点差とし、なお2死一、三塁から「2番・二塁」で出場の33歳・西野がしぶとく左前へ運んで追いついた。

 「後ろにつなげば、いい打者がいっぱいいる。何とかつなごうと思った」

 5回は無死一塁から29打席ぶりとなる安打で好機を広げ、森の右犠飛につなげた。試合前には2軍の舞洲でともに汗を流してきた29歳の山足と「おっさん二遊間で頑張ろう」と励まし合った。2人で勝利に貢献し、「両方ともヒットが出て良かった」と笑った。

 そして、試合を決めたのはチーム最多の107試合に出場している中軸の中川圭だ。2死一、二塁から初球のフォークを中前に運んで決勝点を挙げ、種市をノックアウトした。

 「西野さんが貴重な同点タイムリーを打ってくれた。僕も積極的にいこうと思って、打席に入った。どの球種がきても振ろうと決めていた」

 先発・山崎福が5回3失点で、プロ野球最長にあと1試合に迫っていた連続試合1失点以下は7で止まった。それでも今度は、打線がしっかりとカバーした。1分けを挟んで2年ぶりの7連勝。ロッテとのゲーム差を今季最大の9・5に広げ、26日に勝つか引き分けで14年以来となる待望の優勝マジックが点灯する。「本当に目の前のやつを勝っていくしかない」と中嶋監督。カウントダウンの準備は整った。(中澤 智晴)

 《勝って23 引き分けても24》首位・オリックスに、26日にも優勝マジックが点灯する。ロッテに勝てば「M23」、引き分けても「M24」が出る。セ・リーグでは阪神にマジックが点灯中だが、関西の2球団に同時にマジックが点灯すれば初めて。日本シリーズが関西決戦となった1964年、パ・リーグは大阪球場を本拠地とする南海が9月19日に優勝を決め、阪神にマジックが初点灯したのは9月26日だった。

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