存在に価値があった　元中日監督・落合博満氏が2000安打の大島を祝福「満足せず2500本目指して」

2023年08月26日 15:25

野球

存在に価値があった　元中日監督・落合博満氏が2000安打の大島を祝福「満足せず2500本目指して」 — 2009年12月、中日の新人入団発表会見で、落合博満監督（中央）を中心に記念撮影に納まる新人9選手。大島は最後列一番左。（前列左から）ドラフト１位・岡田俊哉投手（智弁和歌山）、２位・小川龍也投手（千葉英和）。（中列左から）３位・中田亮二内野手（亜大）、４位・松井佑介外野手（東農大）。（後列左から）５位・大島洋平外野手（日本生命）、７位・松井雅人捕手（上武大）、８位・吉田利一捕手（奈良産大）、育成１位・矢地健人投手（高岡法科大）、育成２位・赤田龍一郎捕手（愛知大）。 Photo By スポニチ

【セ・リーグ中日―DeNA （ 2023年8月26日バンテリンD ）】中日の大島洋平外野手（37）が、26日のDeNA戦で2000安打を達成した。21年栗山巧（西武）以来、プロ野球通算55人目の快挙。入団14年目での節目の1本に、元中日監督の落合博満氏が、祝福の声を寄せた。

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　2000本おめでとう。日本生命のような大企業からプロに入ってくるというのは、かなり勇気がいることなんだ。大島の場合は子どももいたしね。5位指名だったけど、順位は関係なく“使えるかどうか”というところで、キャンプ、オープン戦でそれなりのものを見せてくれたんで開幕戦で使った。

　まさか2000本打つ選手になるとは思っていなかったけどな。打撃はコツコツと自分なりに努力してきた結果だろう。センターをずっと守ってきたのもそう。簡単なことじゃないし、結構、試練にも耐えてきたと思う。いろんな監督に使われ続けているのは、存在に価値があったということだ。使わなきゃいけない選手。俺が監督だった1、2年目はまだそういう選手じゃなかったにしてもね。

　彼は彼なりに努力してここまでの数字を挙げてきたというのは立派なことだし、これに満足せずに2500本を目指してやってほしい。見ていてもそんなに落ちている印象はない。今年で38歳だろ、まだまだこれから。自然に力は落ちてくるよ。でも、それは何年後か分からない。チームの若返りに負けないように頑張ってほしい。