巨人の“肝っ玉ルーキー”門脇がV打「こういう試合も負けられないなと」 原監督も絶賛「素晴らしい」

2023年09月03日 21:33

野球

巨人の“肝っ玉ルーキー”門脇がV打「こういう試合も負けられないなと」 原監督も絶賛「素晴らしい」
<D・巨>勝ち越し打の門脇はスタンドの歓声に応える (撮影・西川祐介) Photo By スポニチ
 【セ・リーグ   巨人8―7DeNA ( 2023年9月3日    横浜 )】 巨人のドラフト4位ルーキー、門脇誠内野手(22=創価大)が負ければ自力でのクライマックスシリーズ(CS)進出の可能性が消滅する一戦で9回に値千金の決勝打を放った。
 試合前まで4ゲーム差と離されて迎えた敵地・横浜でのDeNA戦に「8番・三塁」で先発出場。7―7で迎えた9回だった。

 この回、2死走者なしから吉川が四球を選んで出塁。岸田のフラフラッと上がった飛球(記録は安打)の処理に相手二塁手・牧がもたつく間に吉川が三塁まで進んで2死一、三塁とチャンスが広がった。

 ここで第5打席に入った門脇は相手6番手右腕・上茶谷が3ボール1ストライクから投じた5球目、内角高めカットボールを左前に弾き返し、この試合で放った3安打目が決勝打となった。

 先発左腕・井上が2回までに4点援護をもらいながら1回0/3で7失点KOされるという波乱の幕開け。2回終了時点で4―7となったが、2番手以降の6投手が無失点リレーを見せるなか、最後は新人・門脇の一打で決まった。

 「序盤から試合の流れが行ったり来たりしているなかで、やっぱりこういう試合も負けられないなと思ってしっかり準備してました」。

 2―1で迎えた2回の第1打席は相手先発左腕・浜口から先頭で右翼線二塁打を放って長野の内野ゴロでチーム3点目のホームイン。4―7で迎えた4回にも先頭で2番手右腕・宮城から右翼線二塁打を放ってチーム5点目のホームを踏んだ。

 「どんな時も自分のスタイルは変わらないので、点差が開こうが、開かないであろうが、自分のやるべきことをしっかりやった結果だと思います」。

 決勝打については「欲を出さずにしっかり自分のスイングをするってことだけを心掛けてました」とキッパリ。「一戦必勝で頑張ります。これからも応援よろしくお願いします」とG党にメッセージを送った。

 プロ6度目の猛打賞がチームを救う決勝打となった肝っ玉ルーキーに原辰徳監督(65)も「いやいや、日々成長していると思いますね。きょうはだって何本打った?3本。素晴らしい」とご満悦。2回先頭で二塁打を放ったことにも「それも大きいですね。得点できる時に点をとれていたのが良かったですね」と高評価していた。

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