中大の155キロ右腕・西舘が圧巻の7回10K 王者・青学大のリーグ戦連勝を11で止める

2023年09月03日 13:06

野球

中大の155キロ右腕・西舘が圧巻の7回10K 王者・青学大のリーグ戦連勝を11で止める
<青学大・中大>7回1失点と好投した中大・西舘 (撮影・成瀬 徹) Photo By スポニチ
 【東都大学野球1部リーグ・第1週第2日   中大7―1青学大 ( 2023年9月3日    坊っちゃんスタジアム )】 2季連続リーグ制覇を目指す青学大に中大が逆転勝ちし1勝1敗のタイに持ち込んだ。青学大のリーグ戦連勝も11で止めた中大の清水達也監督は「ピッチャーがしっかり抑えてくれて、野手も点取って逆転しようと思ってくれたので。いいゲームでした」と笑みを浮かべた。
 難攻不落の王者を豪腕が沈めた。最速155キロ右腕で今秋ドラフト1位候補の西舘勇陽(4年=花巻東)は先制こそ許したが7回2安打1失点、10奪三振で今季初勝利。今春はわずか2勝とエースとしての仕事を果たせなかったからこそ「チームのためにも3戦目に必ずいくという思いで一球一球丁寧に投げられたのが良かった」と笑みがあふれた。

 まさに快投だった。この日最速153キロの直球にスライダーやカットボールをうまく組み合わせ、4回までは完全投球。5回先頭の相手4番・西川史礁(3年=龍谷大平安)に先制のソロを浴びたがすぐに立ち直ると、その後はわずか1安打に封じた。「外の低めにカットで取れたり、インコースにもしっかり投げられた」と付けいる隙を与えなかった。

 打線もエースの力投に応えて6回に一挙5得点で逆転。相手エースの常広羽也斗(4年=大分舞鶴)を一気に攻略し、決勝打を放った高橋隆慶(4年=明秀学園日立)は「常広投手の一番いい真っすぐをしっかり振り切れた」と汗を拭った。(村井 樹)

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