日本新薬15大会連続選手権出場 元DeNA倉本がV撃3安打「あの負けがあったから勝てた」

2023年09月13日 14:37

野球

日本新薬15大会連続選手権出場 元DeNA倉本がV撃3安打「あの負けがあったから勝てた」
<日本新薬・大阪ガス>日本選手権出場を決めてハイタッチする日本新薬ナイン(撮影・河合 洋介) Photo By スポニチ
 【第48回社会人野球日本選手権大会近畿地区最終予選第1代表決定戦   日本新薬5―2大阪ガス ( 2023年9月13日    わかさスタジアム )】 日本新薬が大阪ガスを5―2で下し、近畿第1代表として15大会連続25度目となる日本選手権本戦出場を決めた。
 12安打を放った打線の中でも「2番・二塁」で先発した倉本寿彦内野手(32)が3安打と光った。初回1死無走者では左前打、2回2死一塁では右前打を放って直後の先制点につなげた。

 そして同点の5回1死二塁では勝ち越しの中前適時打を放ち、これが決勝打となった。

 「自分が決めるのではなく、うしろにつなごうという気持ちだった。初戦、2戦目といい形で勝つことができ、今回も流れよく試合ができたので、気持ち的にもスッキリしました」

 昨季までDeNAに所属した倉本は、9年ぶりに古巣・日本新薬に復帰した。主に3番で起用された都市対抗予選は、突破できずに本大会出場を逃した。

 「あの負けがあったから、今日勝つことができた」

 今回の近畿地区最終予選では、打順が2番に変更された。松村聡監督は「都市対抗予選は、僕が打順を(3番タイプだと)決めつけて固定してしまった。つなぎや自己犠牲の役割もできる。夏のオープン戦でいろいろ試しながらやった」と倉本の打撃を最大限に生かせる打順を試行錯誤してきた。

 さらに同監督は「彼もプレッシャーがあったと思う。練習では1番先にグラウンドに来て、一番最後に帰る。その姿を若い選手は見ている」と証言。32歳とチーム内ではベテランの立ち位置ながら、練習姿勢でも本大会出場に貢献した。

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