大谷 別人騒動!SNS情報錯綜でメディア大混乱、名物記者は謝罪…トロントに降り立ったのは別人

2023年12月10日 02:30

野球

大谷 別人騒動!SNS情報錯綜でメディア大混乱、名物記者は謝罪…トロントに降り立ったのは別人
大谷翔平
 エンゼルスからFAの大谷翔平投手(29)を巡って8日(日本時間9日)、情報が錯綜(さくそう)し米メディアが大混乱に陥った。MLBネットワークのジョン・モロシ氏が同日中に所属球団を決断するとあおり、トロントへ向かっていると投稿。チャーター機がアナハイムから、有力移籍先へ急浮上したブルージェイズの本拠地トロントへ飛んでいたことも確認され輪をかけたが、謎の機体から降り立ったのは実業家の別人だった。
 前日からフライト追跡サイトではアナハイム発トロント行きのプライベートジェット機がチャーターされていることが確認され、一部SNSで話題になっていた。そんな中、モロシ氏は「大谷の決断は間近、早ければ今日にも決断を下す」とSNSに投稿。カナダの国旗も投稿し、ブルージェイズ決断間近のムードをあおっていた。

 8日午前9時40分(日本時間9日午前2時40分)に謎のチャーター機がアナハイムを出発。モロシ氏は「大谷がトロントへ向かっている」と伝えた。12年の日本ハム入団表明が日本時間12月9日。17年のエンゼルスと契約発表が12月8日(同9日)という一致もあり、同氏は「歴史的な一日になる」と自信をのぞかせていた。

 だが、約1時間後にUSAトゥデーのボブ・ナイチンゲール記者が「大谷はトロントにも、トロントに向かう機内にもいない。南カリフォルニアの自宅にいる」と否定する内容を投稿した。ニューヨーク・ポスト紙のジョン・ヘイマン記者や、トロントの記者らも同様に打ち消す内容を立て続けに書き込んだ。カナダの放送局CBCニュースのリポーターは「空港で待ち構えたクルーから連絡が来た。大谷は搭乗していない。降りてきたのはカナダ人の実業家とその家族だ」と報道。搭乗者は別人だったことが明らかになり、米データ分析会社「コディファイ・ベースボール」はチャーター機のフライト検索サイト上の航路図をSNSに上げ「今日世界で最も検索された航路」と伝えた。

 モロシ氏は「誤った情報だった。後悔しているし世界の野球ファンに謝りたい」と投稿し謝罪した。大谷はブ軍のフロリダ州のキャンプ地で4日に面談し、有力候補に急浮上していた。大本命のドジャースやエンゼルスと並び、有力候補の一つには違いない。決断の時が迫る中、注目度の高さを改めて裏付ける狂騒曲が吹き荒れた。

 ≪マリナーズ ストア休業で臆測も≫代理人側から極端な情報規制が敷かれ沈黙のFA戦線となる中、マリナーズが本拠地のチームストアを「システムメンテナンスのため」と9日(日本時間10日)は終日休業すると発表すると、一部ファンがざわついた。大谷は1日にドジャースタジアムを訪れドジャースと面談したが、その際は関係者以外は敷地内に入れないようチームストアが急きょ休業していた。週末で来客も望める中での休業に「大谷が来るのでは?」という声が上がった。

 ≪正体は…カナダ版「マネーの虎」だった≫謎のチャーター機に搭乗していた実業家のロバート・ハージャベック氏(61)はSNSで「今日、私と契約してくれたブ軍に感謝したい!冗談はさておき、私は大谷翔平ではないし、彼は今日、私の飛行機には乗っていなかった」と騒動を笑い飛ばした。カナダ版「マネーの虎」ともいえるテレビ番組「ドラゴンズデン」に出演していたこともあり、ブ軍ユニホームを着た合成画像も添え「私の5歳の息子と6億ドル(約870億円)で契約してくれるかブ軍に聞いてみる」とジョークを続けた。

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