「大谷らしさ」全開 後払い自ら提案、損しても強化のために 謝罪から入ったインスタ…人柄にじむ

2023年12月10日 15:55

野球

「大谷らしさ」全開 後払い自ら提案、損しても強化のために 謝罪から入ったインスタ…人柄にじむ
大谷翔平
 エンゼルスからFAの大谷翔平投手(29)が9日(日本時間10日)、ドジャースと史上最高額の10年総額7億ドル(約1015億円)で契約合意に達した。代理人事務所CAAが発表した。
 発表後、巨額の契約が大きく注目されているが、一方で「大谷らしさ」がにじむ契約となった。

 スポーツ専門サイト「ジ・アスレチック」のケン・ローゼンタール記者は、ドジャースのぜいたく税の対象となるサラリー総額を下げる目的で半分以上が後払いになると報じている。

 大谷は後払いを自分から提案したという。大谷自身は損することになるが、シミュレーション通りなら、ド軍は24年から10年間、ぜいたく税の対象となるサラリー総額を約1000万ドルも引き下げることができる。球団はその分を補強に回し、チーム強化に使うことができる。「お金」至上ではない、大谷らしい意図がうかがえる。

 契約合意を発表したインスタグラムの投稿にも人柄が色濃く出ている。「ファンの皆様、野球関係者の皆様、決断に至るまで長い時間がかかりお詫び申し上げます。次のチームにドジャースを選ぶことにしました」と決断までに時間を要したことを詫びる一文から入った。

 また「波乱万丈な私を支えてくれたエンゼルスのファン、皆さんのサポートと声援は私にとって世界を意味しています。エンゼルスで過ごした6年間は、私の心に永遠に刻まれます」とエンゼルスファンへ丁寧に感謝の言葉をつづった。

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