阪神・近本が「再現」を望む夜「もう一回立ちたい」 頂上決戦で感じた異次元の揺れ

2023年12月10日 05:15

野球

阪神・近本が「再現」を望む夜「もう一回立ちたい」 頂上決戦で感じた異次元の揺れ
契約更改を終えて、笑顔の近本(撮影・岸 良祐) Photo By スポニチ
 <記者フリートーク 阪神担当・八木優麿>
 11月1日、1勝2敗で迎えた日本シリーズ第4戦(甲子園)の夜を、近本は忘れられない。単に脳だけではなく、全身に刻まれた「記憶」。3―3で迎えた9回の攻撃で、近本はとてつもない“聖地の揺れ”を感じた。

 「同点で、サヨナラの場面で、午後10時を過ぎた場面は、もう一回立ちたい。本当に今までに感じたことないぐらいの衝撃だった」

 「午後10時」は、スタンドの鳴り物が禁止となる時刻。大山の左前打で近本が生還して決着した試合は午後6時1分開始で、4時間6分の死闘だった。近本の言葉から推察すると「午後10時」は1死から四球で出たのち、2暴投で三進した頃か。頂上決戦ならではの地鳴りに近い大歓声が、心を激しく揺さぶったのだ。

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