大谷翔平 ドジャースと大リーグ史上最高額となる10年総額7億ドル(約1015億円)で契約合意

2023年12月10日 05:12

野球

大谷翔平 ドジャースと大リーグ史上最高額となる10年総額7億ドル(約1015億円)で契約合意
大谷翔平 Photo By スポニチ
 エンゼルスからFAの大谷翔平投手(29)が9日(日本時間10日)、ドジャースと10年総額7億ドル(約1015億円)で契約合意した。複数の米メディア、代理人事務所CAAの公式インスタグラムが発表した。
 総額はMVP3度のエンゼルスの主砲トラウトが19年に結んだ12年総額4億3000万ドル(当時レート=約479億円)を約2億7000万ドルも上回る歴史的契約となる。

 また、大谷も自らのインスタグラムでドジャースと契約合意に至ったことを英文で報告。インスタのプロフィールもドジャースに変更した。

 「ファンの皆様、野球関係者の皆様、決断に至るまで長い時間がかかりお詫び申し上げます。次のチームにドジャースを選ぶことにしました。まずは、6年間支えてくださったエンゼルス球団、ファンの皆様、またこの交渉プロセスに携わっていただいた各チームの関係者の皆様に心から御礼申し上げます。特に私を支えてくれたエンゼルスのファンの皆さんのサポートと声援は私にとってはすべてであり、このエンゼルスで過ごした6年間は私の胸に永遠に刻まれるでしょう」

 「そしてドジャースのファンの皆さん、私は常にチームのために最善を尽くし、常に自分の最高の状態になることに全力を尽くし続けることを約束します。プレー人生最後の日まで、ドジャースのためだけでなく、野球界のために努力し続けたいと思います」

 今季の大谷は44本塁打で日本選手初の本塁打王に輝き投手で10勝を挙げ、史上初めて2度目の満票でア・リーグMVPを受賞。今オフのFA市場の超目玉として8、9年の長期で史上最高額となる総額5億ドル(約760億円)以上の大型契約が予想されていたが、さらにそれを大きく上回る総額7億ドル(約1015億円)での契約となった。

 移籍先最終候補にはド軍の他に、今季まで6シーズン所属したエ軍、ジャイアンツ、ブルージェイズ、ブレーブス、カブスの6球団が挙がっていた。大谷は1日にドジャースの本拠地、2日にジャイアンツの本拠地、4日にブルージェイズのキャンプ施設を面談に訪れていた。

 来季メジャー7年目、30歳となる大谷の夢はポストシーズン(PS)進出、そしてワールドシリーズ制覇。世界一7度のド軍は花巻東時代から大谷を追い続ける名門で11年連続でプレーオフに進出中で、17年オフに日本ハムからメジャーに挑戦した際も獲得を狙っていた。

 当時のナ・リーグはDH制がなかったこともあり願いはかなわなかったが、22年に両リーグでDH制が採用され、大谷の選択肢は拡大。今オフはDH専任のマルティネスに今季の所属球団が規定額で1年契約を求める「クオリファイング・オファー(QO)」を提示せず、FAとなることが決定。DHの枠を空け、受け入れ態勢は万全だった。

 ワールドシリーズ制覇を目標に「ヒリヒリする9月を過ごしたい」と訴える大谷が来季は打者で、右肘手術から投手復帰する25年以降は二刀流でフル回転できる環境が整っている。今季39本塁打のベッツ、同打率・331のフリーマンらと最強打線を形成し、自身初めて、チームとして20年以来4年ぶりのワールドシリーズ制覇を狙う。

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