阪神・伊藤将、来季目標は170イニング!「チームを引っ張っていける投手に」自身最多完投の更新も狙う

2023年12月10日 05:15

野球

阪神・伊藤将、来季目標は170イニング!「チームを引っ張っていける投手に」自身最多完投の更新も狙う
軽妙なトークを繰り広げる伊藤将 (撮影・後藤 大輝) Photo By スポニチ
 阪神・伊藤将が、キャリアハイの完投数と初のシーズン完走での170投球回を来季目標に掲げた。大阪府藤井寺市内のスポーツ用品店「FUJISPO(フジスポ)」で、アドバイザリー契約を結んでいるローリングスジャパンのトークショーに参加後、連覇に貢献するための決意を示した。
 「(規定投球回に)乗ることが一番、大前提。その中で170イニングとか達成できたら。規定投球回を達成するにはやっぱりそういうの(完投)も多くないと難しい。そこは意識して達成できたら」

 昨季は開幕直後に新型コロナウイルスに感染。146回2/3を投げて初めて規定投球回(143)をクリアした今季も開幕前に左肩痛を発症した。「2年間頭からうまくスタートできていないので、しっかりスタートからいけるように」と、4年目の来季こそ年間通して先発ローテーションで回る覚悟だ。

 完封でバウアーに投げ勝った8月20日のDeNA戦を今季のベストゲームに挙げ、イニングイーター(多くのイニングを投げる投手)へのこだわりを口にする。今季3完投の左腕は、昨年が自己最多の6とあり「じゃあ、6以上できるように頑張ります」ときっぱり。今季セ・リーグでは九里(広島)、東(DeNA)、戸郷(巨人)の3人しか達成できていない170イニング到達を見据えた。

 「チームを引っ張っていける投手になりたい。プレーで表現できたら」

 オフは2年連続で岩貞との自主トレを予定。「ケガをしないように、しっかり取り組んでいけたら。変わりなく筋トレを続けていきたい」と、一年間を戦い抜くボディーをつくり上げる。(阪井 日向)

 《グラブに「シャキシャキ派」》
 トークショーでは、ユニークな言葉を入れることで知られる伊藤将のグラブへの刺しゅうに関して、来季入れる文字を約70人のファンから募集。「アレンパ」「パンチショット」など数多くの言葉が寄せられた。最終的にはトークショー内で鍋の野菜の食感の好みを語っていたことから挙がった「シャキシャキ派」をチョイス。練習用のグラブに刺しゅうされ、来春キャンプ後にファンへプレゼントされる予定で、左腕は「(シーズン用も)“シャキシャキ”になる可能性もあります」と含みを持たせた。

 《22年の6完投が自己最多》
 ○…伊藤将(神)の今季3完投は完封2を含む3勝。リーグ最多は4完投で戸郷(巨)と東(D)の2人。東は完投敗戦1を含む。なお22年の自己最多6完投は2完封を含む4勝2敗。

 ○…今季の投球回170以上は九里(広)174回1/3、東(D)172回1/3、戸郷(巨)と上沢(日)の170回の4人。阪神投手では19年西の172回1/3を最後に、4シーズン出ていない。

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