ドジャース・大谷VS由伸 18日ライブBPで夢対決浮上? 大谷は「来週」と示唆

2024年02月17日 02:30

野球

ドジャース・大谷VS由伸 18日ライブBPで夢対決浮上? 大谷は「来週」と示唆
ブルペンで目慣らしする大谷(撮影・白鳥 佳樹) Photo By スポニチ
 ドジャースの大谷翔平投手(29)は15日(日本時間16日)、若手投手のブルペン投球の打席に立ち、生きた球を計21球、体で感じた。デーブ・ロバーツ監督(51)は次のステップとして、実戦形式で投手と対戦するライブBPへの参加を示唆。山本由伸投手(25)の次回登板が17日(同18日)のライブBPに決まり、タイミング次第で両者が対戦する可能性も出てきた。
 大谷はヘルメットとバットを手にブルペンへ足を運んだ。肘当ても着けて装備は実戦さながら。昨季4勝した24歳右腕シーハンの投球練習で打席に立ち、21球を目で追い、体で感じた。ロバーツ監督から「翔平、振っていいぞ!」と冗談が飛ぶと、大谷は苦笑いを浮かべ、周囲が和んだ。

 前日には圧巻の5連発を含む10本の柵越えを披露した。2度目のフリー打撃から一夜明けて、ロバーツ監督は「翔平は凄かった。打球の音が違う。パワーが印象的だった」と激賞した。今後の予定については「僕の目から見て、万全の状態に近づいていると思う。ライブBPは間もなくだろう」と明かした。

 この日、既に3度のブルペン投球を終えている山本が、17日にライブBPに登板することが公表された。大谷もフリー打撃を2度行い、「90(%)ちょっとくらいの力加減」と語った通り、全開間近だ。例年、大谷は初回のライブBPはトラッキング(スイングせずボールを目で追う練習)に徹し、1、2度スイングするかどうかで、目慣らしの意味合いが強い。それでも、このオフに新加入した2人の注目度は高く、タイミング次第で対戦が実現すれば、高卒1年目で1軍デビュー間もない19歳の山本を、大谷が「今年対戦した中で一番いい投手」と称賛した日本時代の17年9月26日以来、2335日ぶりとなる。対戦はこの一度だけで、結果は見逃し三振、中犠飛、中前打だった。

 昨季デビューしたばかりのシーハンは、大谷が打席に立ったことに「翔平は憧れの選手の一人。最高の練習になった。僕の投球の率直な感想も聞けて良かった」と感謝した。カーブやスライダー、チェンジアップも投げ、打席の大谷はコースが微妙だった直球には首をかしげて捕手に判定を聞いたり、球筋を目に焼き付けていた。

 今後の大谷は複数回のライブBPを経て、22日(日本時間23日)に始まるオープン戦にタイミングを図って出場していく見込み。一方、大谷は16日に米メディアからライブBPの時期について問われ「Next week.(来週)」と語っており、行方が注目される。(柳原 直之)

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