亀山つとむ氏 阪神・福島は“周東クラスの足”だけではなく、守備も打撃も1軍で一定のレベル示した

2024年02月17日 05:15

野球

亀山つとむ氏 阪神・福島は“周東クラスの足”だけではなく、守備も打撃も1軍で一定のレベル示した
亀山つとむ氏 Photo By スポニチ
 【亀山つとむ CHECK!】1軍に合流した福島は走塁だけではなく、守備も打撃も一定のレベルに達していることを示した。2軍から上がると精彩を欠いてしまう若手も多いが、福島は緊張を感じさせない動きを見せた。
 肩は悪くない。打撃でもしっかりバットが振れている印象が残った。ちょこちょこ当てるだけだったり、ポンポン打ち上げてしまうタイプではなく、ライナーを意識できている。平田ヘッドコーチも「(アマチュア時代に)3番を打っていたこともある選手だから」と認めていた。構えに入る時の始動やトップの入り方がやや遅いが、これも時間が解決する。全体を見て、これだけの選手がよく育成枠で獲得できた、と思わずにいられない。

 足のピッチ、回転が速く、1歩目2歩目でトップスピードに乗れる。打球によっては一塁から単打1本でホームインすることも不可能ではない。ソフトバンク・周東クラスの足だとみる。実戦で結果を恐れず自分の力を発揮すれば、開幕の巨人戦での秘密兵器になる期待も膨らんだ。(スポニチ本紙評論家)

おすすめテーマ

2024年02月17日のニュース

特集

野球のランキング

【楽天】オススメアイテム