阪神2軍 今春初の対外試合で高寺が3打数3安打2盗塁と猛アピール 和田監督「違った高寺が…」

2024年02月17日 05:15

野球

阪神2軍 今春初の対外試合で高寺が3打数3安打2盗塁と猛アピール 和田監督「違った高寺が…」
<中日2軍・阪神2軍>6回、阪神・高寺は安打を放ち、猛打賞とする(撮影・椎名 航) Photo By スポニチ
 【2軍練習試合   読谷 ( 2024年2月16日    阪神0ー3中日 )】 阪神2軍は16日、今季初の対外試合となる中日戦に臨んだ。「1番・遊撃」で先発出場した4年目の高寺が全4安打中、3安打を叩きだし2盗塁と足でもアピール。投手陣は茨木、ドラフト5位・石黒、同6位・津田、育成1位・松原、富田につないだ。
 以下は試合後の和田監督一問一答。

 ――初実戦なので、うまくいかないこともあるが試合を振り返って。
 「ピッチャーの方は、茨木(3回7安打2失点)が3イニング投げたけどちょっと真っすぐが弱かった。課題をもって真っすぐを多めに投げているのは見てとれたけど、そこをファウルにできたり空振り取れたり、おっ!っていうボールは少なかったな。ほとんど芯で捉えられていたからね」

 ――紅白戦と比べててどうか。
 「変化球を混ぜたり工夫をすればもうちょっと結果は変わってくると思うけど、真っすぐを多めに、中心にという課題をもってやってたからね。相手も真っすぐを狙ってくるところをあえて真っすぐを投げていっているので、空振りがとれたりファウルにできたら違ってくる。ちょっと一振りで捉えられていたのでその精度。本来はもっといい真っすぐを持っているピッチャーなので、キャンプで疲れもあるだろうし今の球だったら捕まるっていうね、より一層努力しないといけないマウンドだった」

 ――新人3選手も登板も初めて対外試合で登板した。
 「三者三様というか、向かっていく姿勢は出ていた。この間の紅白戦よりは3人とも良かったんじゃないかな。津田は真っすぐはいいけどゾーンが高い分、打たれたけどマウンドでしっかり腕を振れて向かっていけていた。きょうの時点では合格点というか、これから(状態が)上げていってくれれば、3人とも真っすぐも速くなってくると思う」

 ――2軍に合流した富田も3イニングを投げた。
 「場慣れしている分、いろんな球種を使って抑えることができるレベルのピッチャーだと思う。入りのところでつかまったけど、そのあとがしっかり抑えられるところが富田のいいところなんでね、持ち味は出ていた」

 ――高寺が3安打2盗塁とアピールした。
 「本当にね、気持ちが入るとこれくらいのことは簡単にやってのける選手なんだよね。これを1年間続けてできたときには1軍の枠に入れる選手たちと勝負できると思うんでね。今年は下に同じポジションの選手が2人(山田、百崎)入ってきているので相当気持ちも入っている。違った高寺が見られるんじゃないかな今年は」

 ――1軍から来た小野寺、野口、前川は。
 「(小野寺)暖なんかは最後に一本出て、持ち味は出せたと思うし、日々緊張感の中で野球やっているから。野口なんか精神的にも体力的にもバテる時期なんだろうけど、ここ乗り越えないと1軍は見えてこないのでね。彼らもどんな打席でもこの打席はいいやっていう打席はないと思う。きょう結果出なかったのは彼らにとっては悔しいだろうし、逆にいうと今日が全てじゃないので。また1軍に戻ってしっかり練習して高いレベルで競ってほしいね」

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