ソフトB・東浜 また快投5回零封!開幕ローテほぼ手中「できることを最大限やるだけ」

2024年03月14日 05:25

野球

ソフトB・東浜 また快投5回零封!開幕ローテほぼ手中「できることを最大限やるだけ」
<ソ・巨>3回を終えた東浜 (撮影・西川祐介) Photo By スポニチ
 【オープン戦   ソフトバンク2―3巨人 ( 2024年3月13日    ペイペイD )】 ソフトバンクの東浜巨投手(33)が13日、巨人とのオープン戦に先発し、5回無失点に抑えた。昨季は出力が上がらなかった直球は最速152キロをマーク。得意のシンカーなど変化球もさえわたった。4回無失点だった前回6日のヤクルト戦に続く好投で、開幕ローテーション入りをほぼ手中に収めた。開幕5戦目となる4月3日のロッテ戦(ペイペイドーム)での先発が有力だ。
 東浜は涼しい表情を浮かべてベンチへと戻った。唯一といえるピンチだった2点リードの4回1死。丸、岡本和にこの日初めて連打を浴びて一、二塁とされるも、次打者・坂本を初球カットボールで遊ゴロ併殺に斬った。

 「坂本さんのゲッツーは狙い通り。球自体はまだまだ上がるかな。ある程度コントロールもできたし、段階を踏めてきています」

 対外試合登板3試合目で、最長5回を投げて4安打無失点。82球を要したことは次回の反省としたが、4三振も奪った。開幕ローテーション入りへ申し分ない力投だった。

 「これからさらに突き詰めますが、決め球を直球へと持っていくためのいい実戦でしたね」と振り返った。春季キャンプ初日からブルペン入りして磨いた直球に勢いがあった。初回2死一塁で4番・岡本和への2球目に、この日最速152キロを刻んだ。「指にかかっている感覚はあったし、キャンプから直球はずっといい」と好感触を口にした。

 変化球にも工夫を凝らしている。宝刀シンカーの球速帯を変え、さらに130キロ台のチェンジアップを新たに加えた。「僕の投げ方は肘と手首に制限があって、あまり自信はないけど習得できるように。苦手で終わらせるのはもったいないし、言い訳は嫌。最終的に覚えたい」。指先が硬く、抜き球を投げるのが苦手だが、挑戦を続けていく。

 昨季は6勝7敗と不本意な成績に終わった。12年目の34歳シーズンはアピールする立場だ。4回無失点だった前回6日のヤクルト戦に続く好投。小久保監督は「いい出力が出てるし、キャンプからずっといい状態。今年に懸けているでしょうから」と評価し、開幕ローテーション入りについては「近いですね」と話した。

 今季初戦は開幕5戦目となる4月3日のロッテ戦が有力。「判断するのは僕じゃないですし、まだ何も言われてない。一喜一憂せずに、できることを最大限やるだけ」。本番に向けて仕上げの段階へと入る。 (井上 満夫)

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