報徳学園・今朝丸「今年は絶対に楽しもうと」昨春決勝で2ラン被弾 心身ともに進化見せる

2024年03月14日 06:00

野球

報徳学園・今朝丸「今年は絶対に楽しもうと」昨春決勝で2ラン被弾 心身ともに進化見せる
駆け出す報徳学園ナイン(左から3人目が今朝丸)(撮影・平嶋 理子)  Photo By スポニチ
 第96回選抜高校野球大会(18日から13日間、甲子園)の出場校による甲子園練習が13日に始まり、初日は16校が参加した。新型コロナウイルス感染対策の一環として昨年まで4年間は行われておらず、19年以来5年ぶりの実施。各校に30分間が割り当てられ、グラウンド状況などをチェックした。きょう14日に残り16校が参加する。
 報徳学園(兵庫)が、昨春準優勝を知る選手たちとともに聖地に戻ってきた。背番号10の今朝丸裕喜(3年)は昨春の山梨学院(山梨)との決勝に2番手として登板するも、2ランを被弾。「去年は精神面が弱かった。選抜では緊張ばかりしていたが、今年は絶対に楽しもうと決めています」と昨春にはなかった心の余裕を見せた。

 マウンドから試投した9球には、昨春を上回る球威があった。球速は、今春の対外試合で自己最速を1キロ更新する151キロを計測。これは昨春時点の最速140キロから11キロ伸びた。「去年との違いは体重。ウエートトレに取り組んだことで球に力が伝わるようになったのだと思います」。体重も1年前から10キロ増の80キロ。細身だった右腕が、剛球自慢の今秋ドラフト候補として聖地を踏みしめた。

 「目指すのは日本一です」。背番号1の間木歩主将(3年)ら昨春決勝で登板した全3投手が今春もベンチ入りしており、投手力は全国屈指。昨春、わずかに手が届かなかった頂点に立つべく、今朝丸が心身ともに見違えた姿を披露する。(河合 洋介)

 ◇今朝丸 裕喜(けさまる・ゆうき) 2006年(平18)6月2日生まれ、兵庫県神戸市出身の17歳。小3時に横屋川井少年野球部で野球を始めて投手。報徳学園では2年春の選抜に背番号10でベンチ入りして準優勝。1メートル88、80キロ。右投げ右打ち。

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