阪神・伊藤将 “長袖マサシ”で5回零封 4・3開幕5戦目へ準備OK!!

2024年03月14日 05:15

野球

阪神・伊藤将 “長袖マサシ”で5回零封 4・3開幕5戦目へ準備OK!!
<ロ・神>5回を終え、ベンチへ戻る伊藤将(撮影・須田 麻祐子) Photo By スポニチ
 【オープン戦   阪神6―1ロッテ ( 2024年3月13日    ZOZOマリン )】 阪神の先発・伊藤将が、3度目のオープン戦マウンドで待望の結果を残した。5回2安打無失点。15アウトのうち過半の8個をゴロアウト(1併殺含む)で奪った。持ち味の投球スタイルを取り戻した左腕が、開幕5戦目の4月3日DeNA戦(京セラドーム)登板に当確ランプをともした。
 「やっと5回を無失点に抑えられた。真っすぐはしっかりラインが出ていて、変化球も丁寧に投げていけた。ここから、どんどん状態を上げていきたい」

 まだ、本調子ではない。この日も直球は最速139キロ。それでも強化に努めてきた直球を軸にカットボール、ツーシーム、チェンジアップなどをコースに投げ分けた。相手打線に凡打の山を築かせ、「コースにしっかりと投げられた。前回は真ん中高めあたりが多かったので、そこが良かった」とうなずいた。2月23日巨人戦(那覇)で3回7安打7失点、6日楽天戦(甲子園)でも4回6安打2失点と締まらない内容が続いたが、ようやく悪い流れを断ち切った。

 前日12日には岡田監督が「誰かの調子が悪かったら門別をいかせる」と伊藤将、大竹らの状態が上がらない場合の“予備1番手″として門別の名を挙げていた。この日も不安定な投球が続くようなら居場所を奪われかねなかったが、その不安を払拭。岡田監督を「そら(前の2試合とは投球が)全然違う」と、ひと安心させた。

 昨年10月31日のオリックスとの日本シリーズ第3戦(甲子園)でも着用するなど、常に半袖アンダーシャツで知られる左腕だが、この日は珍しく長袖。その理由は「寒かった。最近は寒いので朝からもう長袖で行こうと決めていた」。自ら「長袖(での登板)はないっす」と豪語するほどの左腕がレアなウォームビズ姿で、クールに連敗を止めた。とはいえ、もちろんシーズンでは「半袖です!」。開幕第5戦のマウンドでは、半袖の左腕が力強く腕を振っているはずだ。(松本 航亮)

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