04、05年夏の駒大苫小牧甲子園連覇した五十嵐大氏が札幌大谷監督就任

2024年04月02日 06:00

野球

04、05年夏の駒大苫小牧甲子園連覇した五十嵐大氏が札幌大谷監督就任
札幌大谷新監督となった五十嵐大部長 Photo By スポニチ
 22年夏に甲子園出場を果たした札幌大谷野球部は、船尾隆広監督(52)に代わって1日付で野球部長の五十嵐大氏(36)が新監督に就任した。五十嵐氏は04、05年夏の駒大苫小牧の甲子園連覇時のメンバー。夏の頂点を2度経験した新指揮官の下、2年ぶりに夏の聖地を目指す。
 駒大苫小牧出身の五十嵐氏は、北海道勢として春夏通じて初の甲子園優勝を達成した04年夏、史上6校目となる57年ぶりの連覇を達成した翌05年夏と、闘志あふれるプレーが持ち味の三塁手として活躍した。札幌大谷ではコーチを2年間務めて、13年春から部長に就任。現役時代の豊富な経験を基に、選手に寄り添った指導でチームを支えてきた。

 選手としてだけでなく、指導者としても札幌大谷を18年秋の明治神宮大会優勝に導き、“日本一”を経験し、19年春、22年夏には甲子園の舞台にも立った。札幌大谷は2度の甲子園出場に加え、22年ドラフトではOBの菊地吏玖投手(当時専大)が1位指名でロッテに入団。結果を残してきた強豪だが、昨秋の北海道大会ではで酪農学園大とわの森三愛に初戦敗退を喫し、今夏に向けて巻き返しを図っている。

 五十嵐新監督に加え、今春からは18年明治神宮大会優勝時の捕手で主将だった飯田柊哉さん(22)が野球部コーチに就任する。新体制初日となったこの日は2、3年生部員とミーティングを行ってスタート。「高校野球は目に見えない力があると感じているし、自分も現役時代に感じてきました。応援してもらえるチームをつくっていきたい」。全国の頂点を知る新指揮官が新たな伝統づくりに挑む。

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