ヤクルトが1点差で競り負け今季初黒星 三塁コーチャーのジャッジが勝敗の分かれ目に…

2024年04月02日 22:12

野球

ヤクルトが1点差で競り負け今季初黒星 三塁コーチャーのジャッジが勝敗の分かれ目に…
<広・ヤ>選手交代を告げベンチに戻る高津監督(撮影・奥 調) Photo By スポニチ
 【セ・リーグ   ヤクルト1-2広島 ( 2024年4月2日    マツダ )】 瞬時の判断が勝負の行方を左右した。ヤクルトは敵地で広島に1―2で競り負け、今季4試合で初黒星を喫した。
 得点に直結する三塁コーチャーのジャッジが結果的に裏目に出てしまった。まずは0―0の3回。1死一、二塁のチャンスで西川が中前打を放った。二走・北村拓が一気にホームを狙ったものの、中堅からの好返球でタッチアウトとなった。この時、三塁コーチャーの森岡内野守備走塁コーチは腕を回して本塁突入を指示していた。

 1点を追う8回には代打・川端の右前打で1死一塁とし、チームトップクラスの俊足の持ち主でもある代走・岩田を送り込んだ。続く塩見が右中間を深々と破る長打を放ち、一気に本塁を狙った岩田に森岡コーチがストップをかけ、慌てて三塁にターンした。同コーチと岩田の動きを見て、すでに三塁ベース近くまで接近していた塩見も二塁へと戻った。1死二、三塁から西川の左犠飛で同点としたものの、追加点は奪えなかった。

 どちらも際どいタイミングで難しいジャッジだったが、森岡コーチは8回の岩田については「僕も迷った。難しいです。その前(3回)にアウトになっていたので。反省としてはそこ」と振り返った。その上で、3回の判断については「結果的にタイミングアウトだから。僕の判断ミスです」と受け止めた。

 1―1の8回に1点を勝ち越されてチームは接戦を落とした。試合後、コーチャーのジャッジについて問われた高津監督は「もう一つ、うまい判断があるのかなと思います。ちょっと言いづらいけど」と複雑な表情だった。

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