前田穂南、岡田監督に感謝「アレという言葉を使わせてもらって…」 阪神始球式でワンバン投球

2024年04月02日 18:27

野球

前田穂南、岡田監督に感謝「アレという言葉を使わせてもらって…」 阪神始球式でワンバン投球
<神・D>始球式を行う前田穂南(撮影・北條 貴史) Photo By スポニチ
 【セ・リーグ   阪神ーDeNA ( 2024年4月2日    京セラD )】 パリ五輪マラソン代表で日本記録保持者の前田穂南(天満屋)が、阪神のホーム開幕戦となるDeNA戦(2日、京セラドーム)で始球式に登場した。
 自身の誕生日にちなんだ背番号「717」のユニホームに身を包み、緊張した面持ちでマウンドへ。セットポジションからDeNAの度会に投げた投球は、大きく外れてワンバウンドしたが、見守った観衆から拍手を浴びた。

 レースと比べて「今日の方が緊張しました」と苦笑いの前田。「すごく良い雰囲気で、すごい緊張感があった」と振り返った。幼少期から阪神ファンで、小学生の頃などに甲子園に足を運んで試合を観戦した経験もあるという。

 前田は兵庫の尼崎市生まれ。両親が阪神ファンだった影響もあって、今年1月の大阪国際での目標を「アレ(日本記録)」に設定し、2時間18分59秒の日本記録を樹立してパリ切符獲得につなげた。

 だからこそ、岡田彰布監督に感謝する。

 「岡田監督の“アレ”という言葉を使わせてもらって、大阪国際で重圧なく自分らしく走れた。自分の目標を心に留めて、アレという言葉を使わせてもらって目標を達成できたので。すごく感謝しています」

 パリ五輪でのアレ(目標)はまだ決まっていないようだが、大舞台での快走に期待がかかる。

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