MLB選手組合 クラーク専務理事の23年の報酬は約6億4481万円 前年の倍近い金額

2024年04月02日 13:56

野球

 23年に公表された選手組合の財務報告書によれば、トニー・クラーク専務理事は、325万ドルのサラリーと百万ドルのボーナスで合計425万ドル(約6億4481万円)以上の報酬を受け取っている。これは前年の倍近い金額。スポーツ専門局「ESPN」のジェフ・パッサン記者が報じている。
 クラーク氏の報酬は、他リーグの選手組合の代表たちと大きく違わない。元NFLPAエグゼクティブ・ディレクターのデモーリス・スミス氏は21年に450万ドル、22年に272万ドルを受け取った。元NBPAエグゼクティブ・ディレクターのタミカ・トレマリオ氏は退任の年に310万ドルを得ていた。NHLPAエグゼクティブ・ディレクターのマーティ・ウォルシュ氏は300万ドルだった。

 クラーク氏は就任1年目の14年に約199万ドルの給与を受け取った。この額は、13年11月に癌で亡くなった前任者マイケル・ワイナー氏のほぼ倍。ワイナー氏と前の組合代表であるロナルド・フェア氏は、90年代から給与に100万ドルの上限を設けていた。

 しかしながらクラーク氏の指導の下、選手組合の収入は大幅に増加していた。14年には、MLB選手組合の総収入は6470万ドルだったが、23年は1億9180万ドル(約291億円)に上昇した。23年の内訳はトレーディングカードのトップス社から4960万ドル、スポーツライセンスのアパレル商品やグッズを扱うファナティックス社から4400万ドル、アスリートのマーケティングを担当するワンティームパートナーズ社から2860万ドルなどとなっている。
 MLB選手組合の従業員給与支出も近年増加している。21年には1190万ドル、22年には1540万ドル、23年は1660万ドルだった。

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