阪神・岡田監督が「虎最強監督」に近づいている 今季36勝目で通算最多勝利数タイ 平均順位でも…

2024年04月02日 05:15

野球

阪神・岡田監督が「虎最強監督」に近づいている 今季36勝目で通算最多勝利数タイ 平均順位でも…
ナイター練習を終えて引き揚げる阪神・岡田監督(撮影・大森 寛明) Photo By スポニチ
 球団史上初のセ・リーグ連覇への一年をスタートした阪神。岡田監督は「虎最強の監督」への道を進むシーズンになる。まずは阪神監督としての通算勝利数だ。目下歴代3位の479勝で、2位の吉田義男監督484勝まであと5勝。さらに、今季36勝目にトップの藤本定義監督514勝に並ぶ。昨季の実績なら、到達は交流戦中の6月あたりか。
 ちなみに、この「阪神監督514勝」という金字塔が、実は現12球団の最多勝監督で比較すると9番目と意外に低く、トップのソフトバンク=鶴岡一人監督(当時南海)が挙げた1773勝の、3分の1にも満たない。かつてシーズン終盤の内紛をお家芸とし、25人、34度の監督交代劇を繰り返してきたチームの歴史を経て、56年ぶりに記録を更新する岡田監督は、どこまで勝利を積み重ねるか。

 シーズン実績でも最強を目指す。岡田監督は過去の6年間で初年度04年の4位以降は1→2→3→2→1位と全てAクラス。順位の合計を任期で割った平均順位=2・17位を過去の阪神監督と比較すると(シーズンの75%以上を指揮した年度が対象)、現在は前出の藤本監督と並ぶ歴代3位。今季“アレンパ”すれば2・00位で田中義雄監督に並ぶ2位になる。

 ちなみに田中監督は優勝なしの2位2回。さらに歴代トップ石本秀一監督の1・60位を巨人と2強だったプロ野球草創期に、全て100試合未満のシーズンで築いた“参考記録”と扱うなら、岡田監督は実質的な単独トップになる。何より阪神監督で初の3度目V達成が、「最強」の地位を揺るぎないものにするだろう。 (記録担当・桐山 章)

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