「お金の返済は?」「大谷選手を裏切ったが?」水原被告 日米報道陣の質問に無言貫く 視線はうつろ

2024年05月15日 07:03

野球

「お金の返済は?」「大谷選手を裏切ったが?」水原被告 日米報道陣の質問に無言貫く 視線はうつろ
罪状認否を終え連邦裁判所を去る水原一平被告に対して、取材を求める多数の報道陣(ロイター)
 ドジャースの大谷翔平投手(29)の口座から、違法スポーツ賭博の借金返済のため約1700万ドル(約26億5200万円)を盗んで不正送金したとして銀行詐欺などの罪に問われた元通訳、水原一平被告(39)が14日(日本時間15日)、罪状認否のためカリフォルニア州の連邦地裁に出廷。日米メディアの質問には終始、無言を貫いた。
 午前11時すぎ(同午前3時すぎ)に姿を現した水原被告。黒のスーツに白のシャツを着用。報道陣の問いかけにも応じず、無言で地裁の中に入った。既に罪を認める司法取引に応じているが、罪状認否では法廷では「Not Guitly」と形式上の「無罪」を主張。司法省によると、罪状認否は治安判事の下で行われるが、法定刑の上限が禁錮1年以上の「重罪」について、治安判事には有罪答弁を取り扱う権限がないため、いったん無罪を主張し、次回審理で権限を持つ別の判事の下、罪を認める見通し。

 出廷を終えた水原被告は日米メディアに取り囲まれ「何か一言ありませんか?」「たくさんの大谷選手のファン、そして水原さんを応援した人を裏切ったことについて何か一言ありませんか?」「お金の返済についてはどのようにされますか?」などと主にテレビのレポーターから矢継ぎ早に質問が飛んだ。

 ただ、同被告は終始無表情、うつろな視線のまま黙々と歩き、無言を貫いた。

 米メディアからも「何か言えることは?」「申し訳ないと思っているか?」など質問があったが、答えることはなく弁護士とともに車に乗って裁判所を後にした。

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