水原被告の法廷 一般市民立ち入り禁止の理由は 元LAタイムズ紙記者の判事明かす

2024年05月15日 08:07

野球

水原被告の法廷 一般市民立ち入り禁止の理由は 元LAタイムズ紙記者の判事明かす
罪状認否を終え、連邦裁判所を去る水原一平被告(AP) Photo By AP
 ドジャースの大谷翔平投手(29)の口座から、違法スポーツ賭博の借金返済のため約1700万ドル(約26億5200万円)を盗んで不正送金したなどとして銀行詐欺などの罪に問われた元通訳、水原一平被告(39)が14日(日本時間15日)、罪状認否のためカリフォルニア州の連邦地裁に出廷した。裁判所は水原被告の出廷にあたり、法廷への一般市民の立ち入りを禁止した。
 スポーツ専門メディア「ジ・アスレチック」のサム・ブラム記者はこの「立ち入り禁止」の措置について同サイトに記事を投稿した。

 ブラム記者は「法廷には報道陣は入れなかった」とした上で「裁判所の警備員によれば、これは判事の決定だという」と記した。ところが「ジーン・P・ローゼンブルース判事は、自分の決定ではないとし、裁判所の警備を引き合いに出した」とセキュリティ面から「立ち入り禁止」になったとし、自身の判断ではないと主張していると報道。またブラム記者によると、判事はロサンゼルス・タイムズ紙の元記者だと明かしており、謝罪したとつづられている。

 現地では、AP通信の記者が抗議の署名を集めたが、結局裁判所に集まった日米メディアは別室で音声により審理を聞くこととなった。

 次回審理の日時は6月14日が予定されている。次回審理後、新たに期日が設定され、判決が言い渡される見込み。刑期は最長で禁錮33年だが、連邦地検は司法取引に基づき、刑の軽減を申し入れる。

 連邦地検によると、同被告は2021年11月ごろ~24年3月ごろ、違法スポーツ賭博で抱えた借金返済のため、大谷選手の口座から賭博の胴元側に不正に約1659万ドル(約25億9500万円)を送金。大谷選手の口座から得た金を課税所得として報告しなかったとする虚偽の納税申告の罪にも問われている。

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