ヤンキース―オリオールズ戦 ヤ軍投手が与えた頭部死球巡って乱闘騒ぎ 激怒したオ軍監督が退場に

2024年07月13日 11:33

野球

ヤンキース―オリオールズ戦 ヤ軍投手が与えた頭部死球巡って乱闘騒ぎ 激怒したオ軍監督が退場に
ヤンキース・ブーン監督(左から2人目)と口論するオリオールズ・ハイド監督(左)(AP) Photo By AP
 【ア・リーグ   ヤンキース4―1オリオールズ ( 2024年7月12日    ボルティモア )】 ヤンキースのアーロン・ジャッジ外野手(32)が12日(日本時間13日)、敵地でのオリオールズ戦に「3番・DH」で先発出場。9試合ぶりの一発となる33号本塁打を放った。
 2-1の3回、先頭で相手先発・ポヴィッチのカーブを捉え、左中間席に運んだ。ア・リーグ東地区で首位を走るオリオールズとの首位攻防戦で主砲がリードを広げる豪快なアーチを放ち、敵地スタンドを黙らせた。ジャッジの本塁打は2日(同3日)のレッズ戦で放って以来、9試合ぶりとなった。

 試合はその後に波乱が待っていた。ヤンキースが4―1でリードした9回。4番手の右腕ホルムズが1死走者なしから左打者のケルスタドの頭部へ死球を与え、球場中が騒然となった。その後、両軍ベンチ間で言葉が交わされたのか、両軍が総出となって本塁付近でにらみ合う事態に発展した。ヤンキースベンチの言葉に激怒してヤ軍ベンチに突進しようとして乱闘のきっかけをつくったオリオールズのブランドン・ハイド監督が退場となった。

 前カードではジャッジが左手に死球を受け、オリオールズもヘンダーソンとカウセルが死球を受け、今カードでは緊張が高まっていた。試合後、取材に応じたオリオールズのハイド監督はヤ軍ベンチから「何か聞こえた」と説明。そのため、ヤ軍ベンチに向かったと話した。また、ハイド監督は「その時は感情的な状況でした。うちの選手が耳に当てられた直後です。悔しい思いをしている最中に、彼らがダッグアウトから手を振って叫んでいるのを見たので、その時は好意的に受け取れませんでした」と当時の心境を明かした。

 試合中は雨が降り続いており、ヤンキースのホルムズは「彼に当てようとするつもりはなかった。彼が大丈夫で、明日は全く問題ないことを願っている」と話した。ヤンキースのアーロン・ブー監督も「自軍の選手がああいうふうに当てられるのは怖いこと。だから、彼が熱くなって出てきたのは理解できる」と冷静に話した。

 ア・リーグ東地区の首位を走るオリオールズと2位のヤンキースの3連戦初戦。ヤンキースが勝利して1ゲーム差に迫って火花を散らすだけに、今後の両者の戦いに注目が集まる。

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