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佐々木朗希 自身初10勝「キリの良い数字で…良かった」2年半ぶり完投勝利は「あまりない経験なので…」

2024年10月01日 21:53

野球

佐々木朗希 自身初10勝「キリの良い数字で…良かった」2年半ぶり完投勝利は「あまりない経験なので…」
<楽・ロ>今季初完投勝利でCSも自身初2桁勝利も決めた佐々木(撮影・長久保 豊) Photo By スポニチ
 【パ・リーグ   ロッテ5―1楽天 ( 2024年10月1日    楽天モバイル )】 ロッテが今季18度目の先発マウンドに上がった佐々木朗希投手(22)のプロ5年目で初となる10勝目を挙げる力投で4連勝。今季141試合目で3位を確定させ、2年連続となるクライマックス・シリーズ進出を決めた。
 ドジャースの編成本部長や球団副社長、ヤンキースやレイズのスカウトなどメジャー10球団が視察に訪れる中、初回にフォークの制球に苦しみ1点を失うも、その後は最速157キロの直球と、切れのあるスライダーとフォークで楽天打線を翻ろう。9回のマウンドにも上がり、108球5安打10奪三振1失点の力投で、プロ5年目で初、自身最多の2桁10勝目を挙げ、チームを2年連続CSに導いた。佐々木の完投はプロ5年で3度目だが、完投勝利は完全試合を達成した2022年4月10日のオリックス戦(ZOZOマリン)以来2年半ぶり2度目となった。

 佐々木は、大一番でのピッチングを振り返り「初回、ああいう形になってしまって先制点をあげたのは反省かなと思うんですけど、何ととか立て直して先頭バッター抑えながら最後まで投げ切れて良かったと思います」とホッと一息。そして最後まで投げた気分を聞かれた22歳は「あまりない経験なので、良かったです」と笑った。

 「(完投を)意識することなく、途中ぽんぽんいっていたので、そのままいければなと思ってました。全体的にまとまっていたかなと思うので、真っすぐも前回の楽天戦より修正できていたかなと思うので」と自身の感触を語り、自身初の10勝目を挙げたことについては「とりあえず勝てて良かったなと思います」と語った。

 佐々木との主なやりとりは以下の通り。

 ――CS進出を決めた。

 「春先から一試合一試合積み重ねてきた結果だと思うので、今日投げられて良かったですし、まだまだ大事な戦いあるので、頑張りたいと思います」

 ――勝てば(決まる)という試合でプレッシャーも。

 「残り試合もあって、イーグルスも残り試合たくさんあって、そこはあまり気負わずに」

 ――シーズンを振り返って。

 「最後まで思うような投球はできなかったですけど、それでも野手とかリリーバー、コーチとか…たくさん助けてもらって何とか勝てたので、まだまだ反省するところはありますけど、悪いなりには最後まで頑張れたかなと思います」

 ――救援陣に感謝の言葉も多いが、1人で投げ切ることの重要性は。

 「もちろんそこは目指してますけど、何て言うんすかね…こう長いイニング投げても点を取られてはあんまり意味ないと思うので、そこはバランスというか、試合の展開見ながら、毎試合毎試合こう変わっていくものなのかなと思います」

 ――2年間できていなかったことには。

 「完投ですか?行くチャンスは何回かあったと思うんですけど、僕自身そんなにそこを大事にしてなかったので。はい。聞かれた時にいつも断ってたんで。はい、それだけです」

 ――前回はスライダーを投げるのもちょっと誤魔化してと言っていたが。

 「そうですね、思うようなボールが行かなくても、こんなパフォーマンスをしてそこそこ投げれるっていうのは収穫ではあると思うんで。そこはこう、これから先、また良くない時もあると思うので、そういう時の引き出しになるかなとは思います」

 ――昨日、オリックスの宮城へプレゼントを。どういうプレゼントだったのか。

 「誕生日です」

 ――何をあげたのか。

 「秘密です」

 ――宮城から刺激も。

 「そうですね。本当に素晴らしいピッチャーで、いろいろ話すことも多くて、学ぶことも多いので。はい。大切な友達の一人かなと思います」

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