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巨人・菅野智之も無念の終戦 プロ12年間で一度も日本一なし オフには海外FA権行使でメジャーへ

2024年10月21日 22:18

野球

巨人・菅野智之も無念の終戦 プロ12年間で一度も日本一なし オフには海外FA権行使でメジャーへ
<巨・D>8回、マウンドへ向かう菅野(撮影・島崎忠彦) Photo By スポニチ
 【セCSファイナルステージ第6戦   巨人2―3DeNA ( 2024年10月21日    東京D )】 巨人の菅野智之投手(35)は第2戦に続いて第6戦も敗戦投手となり、チームを日本シリーズへ導くことはできなかった。
 16日の初戦で7回途中2失点ながら敗戦投手となった戸郷が中4日で先発マウンドへ。だが、2点リードを守れず5回途中6安打2失点で降板した。

 そして、菅野は2―2のまま迎えた8回、鬼気迫る表情で6番手としてマウンドへ。菅野の名前が場内アナウンスされると、東京ドームは菅野、菅野の大合唱に包まれ、ボルテージは一気に最高潮となった。同時に“相棒”小林誠司捕手(35)も登場。スガコバコンビでこの回を3者凡退に打ち取り、打線の援護を待った。

 その裏、坂本とオコエの安打で1死一、二塁。今CSでここまで2打数2安打1四球と打率、出塁ともに10割の小林が伊勢の初球を叩いた打球は痛烈な当たりとなって左翼線に飛んだが、惜しくもファウル。最後は4球目の内角低め直球を見逃し三振に倒れると、続く立岡も右飛に終わって勝ち越せなかった。

 すると9回、イニングをまたいだ菅野が先頭の森敬に右前打され、犠打などで2死三塁。ここでDeNAの主将・牧に左前適時打されて勝ち越しを許し、これが相手の決勝点となった。巨人は引き分けでも日本シリーズ進出が決まるところだったが、その裏も3者凡退で無得点。無念の終戦となった。

 菅野は17日の第2戦で先発して7回6安打2失点と好投するも、打線の援護なく敗戦投手に。そこから、中3日。リリーフ登板は2018年10月9日の阪神戦(甲子園)以来2204日ぶりプロ3度目で、ポストシーズン(PS)では初となった。

 巨人が最後に日本一になったのは2012年。菅野は同年ドラフト1位入団のため、一度も日本一を経験したことがない。すでに今オフには海外FA権を行使して、メジャーリーグ移籍を目指すことを表明済み。なんとしても日本一という思いは誰よりも強かったはずだが、願いはかなわなかった。

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