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巨人・阿部監督がファンに深々と一礼 菅野は涙…坂本はベンチでしばらく動けず 岡本和真が最後の打者に

2024年10月21日 22:09

野球

巨人・阿部監督がファンに深々と一礼 菅野は涙…坂本はベンチでしばらく動けず 岡本和真が最後の打者に
<巨・D>9回、凡打に終わった岡本和は喜び合うDeNAナインに目もくれず悔しがる (撮影・西川祐介) Photo By スポニチ
 【セCSファイナルステージ第6戦   巨人2―3DeNA ( 2024年10月21日    東京D )】 巨人が日本シリーズ進出を懸けた“決戦”に敗れ、4年ぶりにリーグ優勝を果たしながら、無念のシーズン終戦となった。
 「2024 JERAクライマックスシリーズ(CS) セ」ファイナルステージ第6戦が東京ドームで行われ、同点の9回に8回から救援のマウンドに上がった菅野智之投手(35)が牧に決勝打を浴び2―3で敗れた。通算成績3勝4敗(アドバンテージ1勝含む)で敗退が決定。4年ぶりのシリーズ進出を逃した。

 中3日で菅野を8回から投入。1点を勝ち越された9回は2番・門脇が二ゴロ、3番・丸は左邪飛、そして4番・岡本和が中飛に倒れ最後の打者となった。

 敗戦決定後、阿部監督はベンチで何度かうなずき一礼。菅野は厳しい表情を見せ、坂本はヘルメットを着けたまま呆然と歓喜のDeNAナインを見つめた。

 選手たちはスタンドに向かって整列しあいさつ。その後、阿部監督はベース前でDeNA・三浦監督と笑顔で握手を交わし、ベンチ前で帽子を取ってスタンドに深々と一礼し引き揚げた。グラウンドを後にする菅野の目には涙が…。小林が肩を抱きながらベンチ裏へ向かった。

 まさかの3連敗から、登録メンバー外の萩尾が試合前の円陣でパワーを注入し、骨折でリハビリ中の吉川を途中で出場選手登録。ベンチでは若手の浅野らが大声でナインを鼓舞し、グラウンドではベテランの坂本や丸が何度もヘッドスライディングを見せた。気迫のこもった走塁などチーム一丸となって崖っ縁から勝利への執念を見せてたどり着いた第6戦。だが、戸郷が中4日で先発も、菅野を18年以来6年ぶり自身3度目となる救援起用も…阿部監督の執念采配は実らず。逆転負けで無念の結末となった。

 ▼阿部監督 勝たせてあげられなかった。申し訳ない…。それが一番ですね。やっぱりこういう難しいポストシーズン、勝たせてあげられなかったっていうのが…うん、一番ですね。調整もそうだし、なかなか思うように機能しなかったなというのもあったし、させてあげられなかったなというのもあった。そこは今のところの反省点ですね。

 ▼坂本 悔しいです。負けは負けなので、そこはチームとして捉えて。このオフシーズンは選手一人一人が大事なので。

 ▼菅野 みんながつないでくれた登板だったので、なんとか結果で応えたかったですけど…でも、全部のボールに悔いはないし、最善の準備をしてマウンドに上がったので。本当に結果としては、申し訳ないし、でも今日投げたボールに悔いはないです。

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