紙切り芸・林家正楽さん死去 76歳 19日まで寄席出演していた

2024年01月27日 04:40

芸能

紙切り芸・林家正楽さん死去 76歳 19日まで寄席出演していた
09年、高座で紙を切る林家正楽さん
 寄席紙切り芸の第一人者として知られる林家正楽(はやしや・しょうらく、本名秋元真=あきもと・まこと)さんが21日午前6時29分、東京都の病院で死去した。76歳。東京都出身。葬儀は近親者で行った。
 今月19日まで都内の寄席に出演していたが、20日に体調不良で休演していた。

 高校卒業後、会社勤めを経て、1966年に二代目林家正楽に入門。88年に林家小正楽、2000年に三代目林家正楽を襲名した。観客からの注文に応じ、はさみで人物や動物、風景などを即座に紙から切り抜いていく芸風で親しまれた。どんな注文でも「切れない」とは決して言わないことで知られていた。

 20年に紙切り芸の分野で初めて芸術選奨文部科学大臣賞を受賞。23年には松尾芸能賞の功労賞にも選ばれた。

 落語協会の会長、柳亭市馬(62)は「あの芸を見られないのかと思うと、とてもつらい」としのんだ。

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