紙切り芸・林家正楽さん死去 76歳 19日まで寄席出演していた
2024年01月27日 04:40
芸能
高校卒業後、会社勤めを経て、1966年に二代目林家正楽に入門。88年に林家小正楽、2000年に三代目林家正楽を襲名した。観客からの注文に応じ、はさみで人物や動物、風景などを即座に紙から切り抜いていく芸風で親しまれた。どんな注文でも「切れない」とは決して言わないことで知られていた。
20年に紙切り芸の分野で初めて芸術選奨文部科学大臣賞を受賞。23年には松尾芸能賞の功労賞にも選ばれた。
落語協会の会長、柳亭市馬(62)は「あの芸を見られないのかと思うと、とてもつらい」としのんだ。