亜希 芸能界で自信につながった“発想の転換”「どれだけ引き算をして人前に立てるかで勝負」

2024年03月02日 17:42

芸能

亜希 芸能界で自信につながった“発想の転換”「どれだけ引き算をして人前に立てるかで勝負」
モデルの亜希 Photo By スポニチ
 モデルの亜希(54)が、2日放送のTBSラジオ「要潤のMagic Hour」(土曜後5・00)に出演し、芸能界入りのきっかけを語った。
 福井県出身。「小さいころは三面鏡があって、ブラシをマイク代わりに歌を歌っていた」と、漠然と歌手への憧れを持って育ったという。しかし、「福井育ちの人が…五木ひろしさんはいるけど、福井の人が東京でアイドルになれるわけがないと思って。遠すぎて。東京に行くのもパスポートがいるんじゃないか?と」と、遠い世界と考えていたことを明かした。

 そんな亜希が一念発起して挑戦したのが、中3の時の「ミス・セブンティーン」コンテストだった。「工藤静香ちゃんとか国生さゆりちゃんとか。すごく今思えば、ときめく人たちと一緒で」。対照的に、田舎育ちの自分には、劣等感を持っていたという。「最初に荷造りしたのが、長靴だったんですよ。長靴が必須なんですよ、福井は。雪が降ったし。長靴を荷物に入れて、東京に来た時に笑われて。すべて自分が情けない人間として、東京にいた記憶がすごくあります」と振り返った。

 グランプリには選ばれなかったものの、「18万人の中から16人くらいまで選ばれて」と手応えはあったという。ところが、順風満帆にはほど遠く、加入したアイドルグループは1年ほどで解散。そんな中でも、実家の母を思うあまり、「子供心で、心配させちゃいけないというのが先に立っちゃうんですよね。ちょっとうそをつく子になるわけですよ。“順調だ”って」と葛藤もあったという。

 そんな亜希にようやく自信が出てきたのは、25、26歳ごろのこと。きっかけは、いつものオーディションだったという。「いつも呼ばれるオーディションが、同じような年齢の人だったり、同じようなタイプの人だったので、必ず受かる人って何となく決まっていた。あの人がいたら無理とか、引き気味だった」。髪形や雰囲気を変えてみたものの、ある時に気づいたことがあるという。「オーディションを見る側は100作られたものじゃなく、ゼロでも可能性のある人を取りたいんじゃないかなと。そう思い始めていくと、どれだけ引き算をして人前に立てるかということで勝負していった」。発想の転換で、厚い壁を破ったことを明かしていた。

おすすめテーマ

2024年03月02日のニュース

特集

芸能のランキング

【楽天】オススメアイテム