井上貴博アナ 眼鏡かけて勝負かける TBS「Nスタ」8年目トレードマーク復活
2024年03月20日 15:00
芸能
17年のキャスター就任時、プロデューサーの提案で眼鏡を外した。当時は「ゼロからスタートの気持ち。引き継ぐものと、壊して変化させる部分がないと成長できない」と話していた。そして今回、現在のプロデューサーに「眼鏡でやっていいですか」と提案。「ドライアイという理由もある」と笑ったが、7年間の成長期間を経て円熟期に入った証だ。
新たな眼鏡は10店舗回って決めた。「柔らかいニュアンスを出したい」と選んだのは、グラスフィッターの森一生氏が手がけるブランドの丸形フレーム。黒と茶色の2種類を購入した。「かけた瞬間にこれしかないと感じた」と明かすと、相棒のホラン千秋(35)から「アラ!運命の出合いじゃないですか」とイジられた。
2人の出演は8年目に突入。井上アナは「変わったことや新しいことはできないと思うので、丁寧にお伝えできれば」と姿勢は変えない。ホランは「お互いに分かり合えないということを分かり合えてるコンビ。そのままの自分が出せる」と話し、抜群の相性を武器に生き残りを懸ける。
裏番組が大幅にリニューアルされるが、井上アナは「他局との争いも大事だけど、まずはテレビを見てもらいたい。夕方の時間帯が盛り上がるなら凄くありがたい」と前向きに捉える。「テレビ報道が“マスゴミ”と言われて久しい。どういう部分を言われているかも分かってますし、内側から変えていきたい」と、視聴者のお眼鏡にかなう番組を目指す。(伊藤 尚平)
《眼鏡の名アナウンサーは多数》名アナウンサーには眼鏡をかけた人も多い。テレビ朝日「ニュースステーション」のキャスターを務めたTBS出身の久米宏(79)や、その後を継いだ「報道ステーション」の古舘伊知郎(69)も眼鏡の印象が強い。ほかにも露木茂(83)、福澤朗(60)、黒縁眼鏡でおなじみの生島ヒロシ(73)らがいる。故人では元フジテレビの逸見政孝さん(93年死去)もフレームのない眼鏡をかけていた。徳光和夫(83)は2010年に日本メガネベストドレッサー賞を受賞している。