清塚信也氏 幼少期の母の厳しい英才教育を回顧「音楽はもう戦いだから」「今笑うなと」女手一つで育てられ

2024年03月20日 14:47

芸能

清塚信也氏 幼少期の母の厳しい英才教育を回顧「音楽はもう戦いだから」「今笑うなと」女手一つで育てられ
ピアニストの清塚信也氏 Photo By スポニチ
 ピアニストの清塚信也氏(41)が20日放送のテレビ朝日「徹子の部屋」(月~金曜後1・00)にゲスト出演。母の教育について語った。
 司会の黒柳徹子は「お母さまは女手一つで清塚さんとお姉さまを育てた」と紹介すると、「子供の頃は何しろ朝は5時に起こされたんですって」と質問。清塚氏は「叩き起こされました。普通子供って成長のために寝ることが大切なんですけど、できるだけ寝るなっていう」と振り返った。

 また「夜も力尽きるまで音楽の勉強。でもう漢字とか計算は雑念だと思っていいから。全部いらないって言って。音楽の知識だけをまず叩き込んで」とも語ると、「音楽はもう戦いだから、コンクールでライバルを蹴落としていけというように頑張んなさいと。音楽の“楽”は“楽しい”と書くが、この後小学校で“楽しい”という漢字の意味を習っても、それだとは思うなって言ってましたね」と驚きの教えを明かした。

 黒柳が「母は人生は後から笑うとおっしゃってたんですって」と尋ねると、清塚氏は「私と姉が子供だから遊ぶじゃないですか。それでキャッキャ笑うと今笑うなと。今笑ったら音符が逃げると。今はしっかり音符を叩きこんで、人生の後半で笑えと」と回顧。黒柳は「相当凄いわね」と驚きを口にした。

 「でも今41歳におなりになるのかしら。それでそのお母さまの言葉を思い出すとどうですか」と問いかけると、清塚氏は「そうですね。先ほども申したとおり母は一番のファンでいてくれたし、後は自分の娘たちを見てやっぱり愛するって可愛がることだし、笑顔を見たいと思うことだし、これを母もきっとやりたかったんだろうなと」と推測。

 「だけどそれをやらずに心を鬼にしてやってくれたってことが、まあ今に。ちょっと悔しいんですけどこれ言うのが。母の言うとおりになってしまったんじゃないかと」と語ると、「だから今につながったっていうことはたくさんあって。子供が好きっていう範囲でやってはできなかったなっていうところまでは引き上げてくれたと思うんですけど、まあ楽しみという点で音楽を勉強するっていうのも私の次に渡す代からは教えてあげたいなっていう気もするんですけどね。ただ怖いだけじゃなくて」と続けた。

 黒柳が「お母さまのおかげでへこたれない性格にはなった」と言うと、清塚は「なりましたね。心臓は強いし、スタミナはあるし、逆に今ほとんど活動できちゃうくらいで。全く休みももう自分が記憶すると10年ないぐらいで活動させてもらっているんで。そういう体力とか気力は母が培ってくれたものだし」と感謝。「まあでも運も良かったと思うんですよ。それに耐えられるだけの器の大きさがあったのかもしれないし。みんながみんなそれがいいということではないと思うから」とも話した。

 しかし、母は孫には甘いとし、「こないだ塾に入れると相談するだけで、信、子供はね遊ばせて伸び伸びと教育するのよって言ったんで。私と姉にしたことは何だったろうと言うことで、まあそれはちょっと間違えたって言ってました」と笑ってみせた。

おすすめテーマ

2024年03月20日のニュース

特集

芸能のランキング

【楽天】オススメアイテム